この先には
>「私に準備するものなんてないわ。
あるとすれば、お婆さんに置き手紙を残すことくらいかしら。
少し外を見てきます、って」
「そうですか。わかりました。」
くしとか髪留めや着替えなどあなたにとって必要なものが他にもあると思いましたが、これ以上は言わないことにします。
わざわざ手紙を置いて行こうとするくらいですから彼女にとってはお婆さんは母のような存在なのでしょう。
となるとますますそこまでする理由が何なのかわからなくなります。
お婆さんとラプンツェルは多分、血は繋がっていないはずです。実の子でもないのに普通はそこまで世話しません。何か目的でもない限りなので、一体この髪には他にどんな秘密があるのか気になります。
グレースさんが登ってくる間ラプンツェルさんの髪の毛を触りながら考えていました。
>「どうされたのでしょう?」
数分後グレースさんが窓まで登ってきました。
手を掴んで支えます。
「部屋の床に隠し扉を見つけたんだ。それで呼んだんだ。アルフはいたけどシィノさんはここには居なかったよ....」
>「やっぱりあると思っていましけど...エース不在でよくこれが見つけられましたね!
ファインプレーですよ。」
「本当にね。アルフすごいよ!」
これは感心します。私はさっぱりわかりませんでしたから。
準備が整ったら真っ先に先頭に行きたいと申し上げます。
何があるかはわからない以上王子とラプンツェルさんを先に行かせるわけにはいきません。
敵がいた場合グレースさんは戦闘手段は今は持ち合わせていませんし、アルフは攻撃手段はあるものの回避はほぼ皆無に等しいです。
消去法でどちらも持っている私が適任になります。本当はシィノさんが一番なのですが、ないものねだりしても仕方ありません。
>「歩きづらいでしょう。
どうぞ、僕の手を......貴女を支えましょう」
レタス王子はラプンツェルさんに気を配っています。彼ならこうするのは容易に想像できます。 おかけで集中して周囲の様子を伺えます。
地下は螺旋階段。手すりは一応ついているものの気を付けなければ滑り転んでしまいそうです。
ある程度下って行き少し広い空間の部屋にたどり着きました。先には出口でしょうか鉄製の扉が見えます。
ふむ。流石に鍵が掛かっていましたか。
ガチャガチャと南京錠を何度か引っ張りました。
ここはグレースさんの出番ですかね。今はピッキングツールの類は持ち合わせていませんので。
>「この外には何かがあるのかしら?」
>「きっと貴女が思い描いている自由がありますよ」
>「開錠なんて久しぶりですね。」
といってグレースさんがカバンから取り出したのは針金それで開けるんですね。そういえば探偵職は何でもやるので時には金庫の鍵開けもやるそうです。
「グレースさんよろしくお願いします。」
「お二人は少し離れてください。何が来てもおかしくありませんので念のためです。」
カッツパルゲルを抜き構えます。
この先に広がるのは森?それともお婆さん?はたまた突然摩訶不思議な世界が広がっていたり?
カチリという音が聞こえました。どうやらうまくいったみたいです。
「おお、お見事。」
よかったです。開けられなかったら私とアルフで鍵開け(物理)をするところでした。
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PLより
グレースさんGJ
ちなみに鉄の扉壊すとしたらルルブ基準のあれになるのかな?
さてと何がでるかな?
ヤマイさんお仕事きっと大変ですよね?待っていますのでゆっくり投稿してもいいんですよ。