対決!石人形
>「おお、お見事。」
ラキアスが感嘆の声を上げる。僕はずっしりとした鉄の扉を開けた。
「良かったですよ。貴女方のお手を煩わさずに済みましたから。そういうのは敵が出てからで十分ですし。」
それにしても、不思議なろうそくの光で照らされた通路。
やっぱり普通じゃない人が作ったという形跡がある。
扉の向こうは、岩のトンネルだった。
>「まあ、これは洞窟ね!初めて見たわ!」
「そうですね。少し人の手がかかった感じはしますけど。
ところで外に出たことの無いあなたは、そういった情報は、本などから得ているのですか?」
閉鎖的な生活をしている割には、見たことはないけれど知っている、という感じだ。
まあ、目で見るのはすべてが初めてだろうから感動の連続なんだろうけれど。
王子が髪を抱えているのに限界を感じたようだ。
>「髪が土で汚れてしまうかもしれません。
全て抱えていくことができればいいのですが......それも難しいようですね。
ラプンツェルさん、あとで城の浴室をお使いください。
とっておきの石鹸も用意させておきます」
「...オープントップの背負い袋も作られたほうがいいかもしれませんね。」
もちろん髪を入れるための専用のフタの無い背負い袋。上からマントを羽織ればそんなにみっともなくならないはずだ。
これだけは作ってもらったほうがいいだろう。移動に便利だと思う。
楽し気な会話を聞きながら進んで行くと、
何か石が動いたような気がした。
すごく、やな予感。
>「あれは......何かしら」
>「これは危険ですね。
ラプンツェルさん......貴女は下がっていてください。
必ず僕が守ります」
「王子だけでは厳しいですよ。恐らくあれは侵入者に攻撃するように命令されているんです。」
恐らく前に立つであろう、王子とラキアスには説明をしておきます。
「ストーンサーバントと呼ばれる操霊術師によって作られた石のゴーレムです。連撃しますので注意してください。一撃は重いですからね。」
ストーンサーバント。
なるほど、これまで用意していたのなら塔への道はほぼシャットアウトできる。
あれを作れるくらいの腕を持つなら、かなりの使い手だろう。
その人と対峙するかどうかはわからないが、ここでやられる訳にはいかない。
僕は後方から魔法で援護する。
―――――――――――――――――――――――――――――――
コルチョネーラです。
刃とも衝撃波とも相性の悪い石人形さんとの一戦。
一撃必殺技が効かず、ちょっと苦戦した模様です。
アルフさんダイスだけでも振っていただけると嬉しいんですけどね。
ここを抜けたら森の中に出てシィノさんと対面する可能性もありますよね。
魔女は森の中から塔に向かっているわけですし、遠のいてはいないかもです。
グレースは「お婆さんが善良」である可能性として「良くない予言や占いなどに対抗するためにラプンツェルを閉じ込めた」という予想も捨ててなかったりします。
もちろん真相は本人に聞かないといけないんですけどね。
17:39:47 コルチョ@グレース ≫ シチュエーションダイス 1d6 <Dice:1D6[3]=3>
17:38:28 コルチョ@グレース ≫ まもち 2d6+7 <Dice:2D6[6,4]+7=17>