シィノヴィア(紫乃) [2016/03/24 21:15:13] 
 

言葉は、届いた。

ゴーテル殿に集まった魔力が散るように、シィノの怒りも溶けていく。
そもそも、感情というのはその場限りのもの。
維持し続けるのは難しい。

>「行ってくるといいさ。
> ......森の端まで」

ゴーテル殿がこだわっていたモノが崩れた。
たとえ怒りや憎しみであっても、それはゴーテル殿の支えの一部だったのだろう。
支えを失ったゴーテル殿は、その身体を時間が駆け抜けていったかのように弱弱しい。

>「彼女は必ず僕らが守ります。
> 僕の全てにかけて誓いましょう」

ラプンツェル嬢は彼らに任せておけば問題ないでしょう。

「お気をつけて」


――――PL――――
シィノは「信頼」は知っていても「愛」は知らないので、ゴーテルの説得時にも「愛」という単語を使っていないという裏話。
そのPCらしい言葉を選ぶのも、PLの楽しみなのです。

とりあえず、濡れちゃった荷物の点検とかしてます。
エントレットさん出てこないかなー。