絆
ダガーを握りしめたままゴーテルさんの返事を待っていました。
途中わけわかんなくなってしまっているのは自分でもわかります。おかしなことを言っていると思われるかもしれません。
>「お前みたいなのはなんていうか知ってるかい?
真っ直ぐで生き辛い思いをすることもあるからね、馬鹿って言うのさ。
私にはこっちの娘の方が上手いことやっていけるような気もするもんだ。
――まあ、私はお前みたいなのも別に嫌いなわけじゃないけれどね」
「えっ。」
思わぬ第一声の罵詈に黙って聞いていました。自殺する人、その意思はないことや私達に殺されてもいいこと。最後、私が気になった呪いの解き方について話を聞きました。時折こくこく頷きます。
呪いは自分で解く意思があれば解けるものだそうです。
馬鹿にされたはずなのに嫌味からくる言葉ではないからか、不思議と頭には来ませんでした。
自殺の意思はないとのことなので話の途中でダガーを離しました。少しは切れているかもしれませんが、このくらいならすぐに治せます。
>「そうだね......もう終わりにしようか。
今まで充分幸せを感じさせてもらったよ、あの子にね。
それにもう疲れたのさ、魔女として迫害され続けるのにもね。
――私は今日ですべてを終わりにしようと思う。
これで自由さ......勿論お前もだよ」
シィノさんに目を向けるとグレースさんのいうにはこのちょっとカッコイイ紋様が呪いを受けた証拠。それが薄くやがて消えていきました。
手を両手て掴み状態を確認します。
「シィノさん何ともない?痛くない?」
>「お前はもう森から出るのも自由だ。
好きにするがいいさ。
私は――独りで森の中で生きることにするよ。
最期の時までね」
「彼はゴーテルさんにミモザの花を渡しに探して戻ってくると思うからここでまっています。すれ違うのは困りますしね。それまでお話ししません?いろいろ話してみたいんです。魔女になったきっかけとか駄目ですか?」
一人で生きるのはとても辛いことだと思います。
喜びでも悲しみも誰かに分かち合うことができなくなります。
溜めることで不満がたまり、それは自らを狂気に満ちた底なしの沼へ足を運んでしまいます。
人は一人では生きていけない生き物なのです。
知り合いでも変わった客人でも何かしらの絆が持てたらきっと、この出来事のきっかけになった負の感情が無くなると思っています。
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PLより
アイベックスです。
すみません時間がかかりそうなので
書く行動先に書きます
変更 遊びにいく約束を提案して帰りを待ちます。寂しさまぎらわせる為ですね。グレースさんの行動を確認してすれ違いが起きる可能性がありましたので
追記
とりあえず完成です。
お話ししながら待機するということにしました。
もう少しで完結ですか・・・どうなるかな