シィノヴィア(紫乃) [2016/04/07 20:54:56] 
 

ラプンツェル嬢たちが戻ってきた。
その髪は見るからに短くなっている。
とても、とても軽そうだ。

表情も明るい。
両親と会えたことは、悪くなかったようだ。

>「お待たせしました。ゴーテルさんがご無事で何よりでしたよ。
>お二人ともお疲れさまでした。
> こちらは、ご夫人の病気を癒しまして親子のご対面を果たせましたよ。」

「ありがとうございます」

本来ならば依頼されたシィノが行くべきだったのだが。
キャベツ殿の「娘に会う」という願いを果たせたのだから、誰がつれて行こうが些末なことだろう。
それに、シィノではラプンツェル嬢の母の病気はどうしようもなかった。

ラプンツェル嬢は"外"で生きることを決めたようだ。
ゴーテル殿もわかっていたのだろう。
早々に立ち去ろうとするゴーテル殿だが、それをラプンツェル嬢が引きとめた。

そう。100か0かなど、誰が決めた。
もっと欲張ればいい。
自分が幸せで、相手も幸せになれる道を。

いつの間にか雨は上がっていた。
光が、虹が。

ああ、"おしまい"だと。そう思った。

>『物語は......綴られた』

白くなっていく景色の中で、ゴーテル殿を見つめた。

「ノヂシャ、ごちそうさまでした。味はよかった」


――――PL――――
名誉点ダイスは1つだけ振らせてもらいます。

20:53:58 紫乃@シィノ ≫ 剣の欠片 1d6 <Dice:1D6[6]=6>

どやぁ