顔合わせ

 ザラック(N2) [2016/03/08 13:50:29] 
 

火竜の手羽先亭でだらだらしてたら、店主が仕事を持ってきた。
指示された場所に来るとそこには幾つかの数のテントが張られたキャンプ地になっており、中央にある他の物に比べて大きく設備の整ったテントに通された。
どうやら、ここに集められた冒険者は俺の他に五人。知ってる顔もいるな。
まあ、同じ店から仕事受けたんだから別に不思議でもないが。

>「今回は協力してくれて心から感謝する」

そう、話を切り出したのは依頼人とその関係者と思われる四人の内、騎士神の聖印を下げた青い髪をしたまだ若い青年だ。

>「目的地についてはもう聞いているか?
> カマル地下聖殿――魔法文明時代に月神へと捧げられた神殿だそうだ。
> まあ、今じゃ邪教の奴らの溜まり場になってるらしいけどな」

それを聞いて、知らず僅かに眉を顰める。
育ち的にそういう意識は薄いが、一応シャドウの端くれに入る身としては月神のための神殿が好き勝手にされているのは気に食わない。

>「あの場所は今、無限の探求者と呼ばれる奴らの根城になっている。
> 斥候が事前に調べたところ、かなりの数の教団員たちがいたそうだ。
> 指揮者と呼ばれる幹部級の連中も建物の中にいるんじゃないかという話もある」

聞いた事の無い名前だが、要するにそこそこの規模の宗教家兼無法者連中がアジトにしてるって事だ。
で、そいつらに姉が攫われた、と。その奪還が俺達の仕事ってわけだ。
報酬は五千+危険手当。

そして、この場にいる四人が同行するらしい。
依頼人以外の同行者三人が自己紹介をしてきたのでこちらも名乗り返す。

>「ナマ・ノンケと申します。
> まだまだ未熟な新入り冒険者ですが、よろしくお願いします。」

「ザラック・ウォードだ。まあ、好きに呼んでくれ。よろしく」

>一通りの自己紹介を終えた後、カイルが再び話し始める。

>「あんたたちを入れれば、合計十人程になるが......全員でまとまって挑むわけじゃない。
> 聖殿の入口は二つあるんだそうだ――それぞれ太陽と月の文様が刻まれた扉が。
> だから今回は二手に分かれて挑むこととする。
> 姉さんがどこにいるかわからないし、時間が惜しいからな」

「成程。それに、一つの入り口に戦力を集中してもう一つの扉から突破され逃げられても困るしな」

俺は月の扉の方に割り振られた。
同行するのはリルドラケンの冒険者のレオンハルトとヴォリア。
そして、依頼人側からはミハイルとエミールだ。

>「神殿の中では何が待っているのかはわからない。
> 強力な相手に襲われることもあるかもしれないだろう。
> だが覚えておいてくれ、今回の最大の目的は奪還だ。
> それ以上を望むのは構わないが、一番大切なことは忘れないで欲しい」

報酬が出る以上依頼人の意向を優先するのは当然。
そこに何の問題も不満も無いが一応、一つだけ確認しておくか。

「もちろんそれは構わないが、仮にそちらの情報に間違いがあり奪還対象がいなかった場合。
 あるいは、いたとしても既にどうしようもない状態だった場合はどうなる?」


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PLより。
みなさんよろしくお願いします。

言いにくい事を平然と聞いていくスタイル。
グララン魂って何だ?躊躇わないことさ!

セージも無いし見識判定はパスの方向で。
15:07:25 N2@ザラック 1d6Dice:1D6[2]=2