ミッションスタート、と言うやつだ
話すべき事は話し終えた。
ならば、いつまでもここに居てもしょうがない。後は、行動あるのみだ。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
遺跡に向かう途中の分かれ道に差し掛かった辺りでいつぞやの「賢いメイド」が声をかけてきた。
>「あ!そうだ!冒険者の皆さん!
>これをお守り替わりに!」
そう言って差し出されたのは確か、消魔の守護石というやつだ。
あって困るような物でもない。厚意はありがたく受け取っておこうか。
「良いなら貰っておこう。ありがとう」
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
>「流石みなさんは大きいですよね、それに強そうです。
> 僕は小さいし体も強くないので......羨ましいですね」
そう話しかけてきたのはタビットのウィザード、ミハイルだ。
確かに、タビットの平均身体能力は人族の中でもかなり低いと言える。だが......
>「だけど君には魔法がある......違うかい?」
「確かに、魔法の適性が低いシャドウの身からすればタビットやエルフを羨ましく感じる事なんてしょっちゅうだな」
エミールのフォローに合わせる形で言葉を返したが、まぎれもなく本音だ。
結局のところ隣の芝生は青く見える、という事だろう。
そうこうしている内に、だんだんと視界が開けてきた。
道の先はぼんやりと青く光っており、ランタンの出番は無いかもしれない。
......と言うか何で俺はこれを買ったんだろうな?ホントに。
>「ふう......出番かな」
くだらない事を考えていたら、目的の扉まで着いていたようだ。
露払い役を受け持ったコンチェルティアの冒険者たちがリーダーのリオンを先頭に切り込んでいく。
>「僕が言うべきことはただ一つさ。
> 美しく戦おう......!
> 勝利の女神は醜い者の前には決して微笑まない、そう不死者のような、ね」
そして、教団員と不死者どもを切り払い、俺たちが駆け抜けるための空間を作り出した。
>「さあ、僕らは先へ進むとしよう。
> ここは君たちのステージじゃないだろう?」>「足にはあまり自信はないけれど......成功させるためには頑張らないといけませんね!」
二人の後に続いて駆ける。麗月の扉はもはや目前だ。
さて、鬼が出るか蛇が出るか......飛び込んでみようか。
―――――――――――――――――――――――――――――――
PLより。
昨日書いたものの投稿する前に消えてしまい不貞寝したN2です。
他の方に倣って自分以外の会話の背景を染めてみました。やってみたもののどうにもピンとこなかったのでやめました。引用ブロックを使いました。
あと、消魔の守護石の判定です。
18:44:59 N2@ザラック 2d6+9
Dice:2D6[3,5]+9=17