【C-1-4】境界線上の太陽
>「私は・・・遠慮しておきます。」
ナマは歌ではなく、内容を解読する方を好んだようだ。
カイルと共にナマは内容を読み解こうとするが......。
残念ながら、完璧にとは行かなさそうだ。
――それから少しして。
「まあ......こんなところだろうか。
スムーズにはいかなかったが......あとは任せたぞ」
カイルとナマはひとまず自らの役目を果たす。
そしてなんとか導き出された歌を紡ぐのは――残された者たちの仕事だ。
>「では!僭越ながら、賢いメイド、フィーリア!コーラスをさせて頂きます!」
「それじゃ、準備はいいかい?」
オレットはリュートを手にしている。
伴奏も準備が出来ているようだ。
あとはいちにのさん、で歌い始めればいいだけだ。
オレットがしっかりとした歌声と演奏でリードしてくれるおかげで、
それなりには歌うことができたかもしれない。
ただとびきり上手には行かず、幾らか危うくなりそうなところもあっただろうか。
「とりあえず、悪くはなかったんじゃないか。
二人のおかげだよ、ありがとう」
最後の音を奏で終え、聖歌は三人の歌声によって作り出された。
高らかな歌声が部屋中に響き渡っていき......。
ついには背後の壁まで清らかな音色が染み渡っていく。
染み行く音色は壁に楽譜を魔法の力で描いていき、
最後まで描き終えたところで......壁は強い光を放っていく。
最終的に光の中へ消えていくのはいつも通りの話だ。
* * *
道の先は長く続く廊下になっていた。
その様子は先程までと違い妖しく光る青い炎の蝋燭に照らされ、不気味な印象だ。
――ようやく本陣に乗り込むことができたのかもしれない。
「なんとなく寒気がするね。
......地下だからかな」
オレットが話すように、確かに少しだけ悪寒がする。
この先に強大な何かが待ち構えているかのような。
「さあ、何とも言えないが。
気になるというなら少し休んでいくか?
俺は姉さんを早く救いたいし可能な限り急ぎたいとは思うが......。
無理して何も成せなくなるのも困るからな。」
中に乗り込んでそろそろ一時間というところか。
何らかの動きは起こり出していてもおかしくはないだろう。
これからの時間をどうするかについて考えるのも大切な役目だ。
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あんみつ@GMより
オレットとカイルを振ってみましたが、結局16以上は一人だったため20分経過です。
オレットの方は無駄に6ゾロですが。
現在のタイムカウントは5です。
危険感知判定を試みることが可能です。目標値は13。
成功すれば、ここからが本番だな、という気分になれます。
とりあえずこのシーンまでで一旦タイムカウントの増加をストップします。
今までの蓄積とこのシーンでの行動の結果によって、
次回以降のシーンでタイムカウントの影響が発生します。
回復などございましたらどうぞ!
ほかにも何かあれば行動を起こしていただいて構いません。
もちろん何もやらずに突き進むのもオッケーです。
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23:21:41 あんみつ@GM カイル代理判定 2d6+7 Dice:2D6[5,2]+7=14
23:21:52 あんみつ@GM オレット代理判定 2d6+9 Dice:2D6[6,6]+9=21