【C-2-4】境界線上の麗月
>「しかし、当てるだけならともかく狙った位置に動くように当てるとなると少々難しそうだな......。まあ、やってみるか」
まず最初に瓦礫を投げるのはザラックだ。
彼の投げた石はいい感じの軌道を描き――球体に命中し最適な位置に移動する。
それによって新たな正解の道が白く染められるだろう。
>「うおりゃあああ!」
一方でレオンハルトは多少気合が入りすぎなところがあった。
しかし彼もまた一端の戦士。
絶妙......とまでは行かずとも悪くない場所まで移動させることができた。
そして最後に残されたヴォリアは......。
>《あれ、あっち。 あのあたり、うえ。 できる?》
自らの"友達"――即ち契約した妖精の力を借りて最後の微調整をする。
こういった三人の活躍のおかげで彼方への道筋はすっきりだ。
「すごいですね、おふたりの命中の腕も。
ヴォリアさんの細やかな魔法の力も。
僕たちも頑張らないといけないね」
ミハイルは背伸びして隣のエミールの顔を見る。
「個人的には頑張ってくれる分楽したいもんだけど。
そんなこと言ってると......カイル様に怒られるだろうな。
そうだね、やれるだけはやってみようか」
そんな感じの会話を繰り広げながら冒険者たちは把握した道筋を辿っていく。
そしてやがては奥までたどり着くだろう。
* * *
さらに奥を目指せばどこまでも続いて見える回廊に変わっていた。
不気味な青色の蝋燭の炎が感覚を曖昧にしているのかもしれない。
――どことなく空気が変わったかのような気がする。
僅かに緊張感を覚えるような。
「なんだか......嫌な感じがします。
悪いものが待っているような......」
第六感を有するタビットたるミハイルは耳聡く何かを感じ取ったようだ。
それははっきりとした形のない不安という名の感覚。
「嫌なものっていうか危険なものが待ち構えていることは想像できてただろう?
でも、近くにいるって言うなら少しくらい心と体を休めてもいいかもね。
彼らのおかげで割とスムーズに抜けてこられたわけだし?」
ここまで待ち構えてきた三つの試練を冒険者たちは実に素早く切り抜けてきた。
その為、かかった時間もごく最低限だ。
この今手にしている時間を何に使うか――それが大事なことかもしれない。
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あんみつ@GMより
進行させました!
またまた最良の結果なので、現在のタイムカウントは3となります。
実にスピーディー!
危険感知判定を試みることが可能です。目標値は13。
成功すれば、ここからが本番だな、という気分になれます。
とりあえずこのシーンまでで一旦タイムカウントの増加をストップします。
今までの蓄積とこのシーンでの行動の結果によって、
次回以降のシーンでタイムカウントの影響が発生します。
回復などございましたらどうぞ!
ほかにも何かあれば行動を起こしていただいて構いません。
もちろん何もやらずに突き進むのもオッケーです。
一応判断材料にミハイルの現在状態を貼っておきます。
エミールは消費なしです。
ミハイル 【HP】30/30 【MP】39/52
回復などございましたらご自由にどうぞ!
ほかにも何かあれば行動を起こしていただいて構いません。
もちろん何もやらずに突き進むのもオッケーです。