月の入口
扉を抜けると、そこには何もなかった。
...いや、正しくは違うのだろう。だが少なくとも、自分の視界に認識できるものは何もなかった。
「今のままじゃ見えませんね」
「明かりでもつけようか?」
そんな暗闇が広がっていた。
「ふむ、ここはどうやらちょっとした迷路になっているようだ。」
ザラックにはどうやら見えているらしい。
だが、ここはこの場にいる全員が周囲を確認できた方が良いだろう。「ミハイル氏は真語魔法を使えましたよね。ライトの魔法をお願いできますか?」
「それと、松明に火をつけるのにファイアウェポンいただけますか?」
レオンハルトがそう言って松明を取り出そうとしているのであろう音がする。
「そうだな。妖精に頼むこともできるが、不意打ちで消えてしまう。
それに、何か少し調子が悪いみたいでな...」
一回笑った己の失敗なのだが、二回も失敗、そのうえ失敗したのは超初級の魔法。
流石に少し凹んだ。
それにしても迷路か...
普段利用されるとなれば、何かしらの法則があっても良いはず。
魔法でフロアごと移動するトラップとかの可能性もあるが...考えていても仕方ない。今は目の前の事に集中しなければ。
「簡単な地図をイメージしておこうか。何かわかるかもしれない。」
いざという時にはアイテムにも頼る必要があるだろう。
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最近ヴォリアのキャラがよくわからなくなってしまっている...
ペナ無しで12なので、思い切って指輪割ります。
ライトに成功すれば最良で突破できるはず...
22:31:41 0Δ@ヴォリア 構造解析判定 2d6+5 Dice:2D6[5,2]+5=12
指輪破壊 12+2 = 14