新たな障害
ミハイルによって生み出された明かりで迷宮内が照らされる。やはり、魔法とは便利だな。
>「簡単な地図をイメージしておこうか。何かわかるかもしれない。」
そう言ったのはヴォリアだ。どうやら、迷宮全体の構造を大まかに把握して正しいルートを割り出そうとしているらしい。成程、そんなやり方もあるのか。
「ならば、それを参考にして俺が先導しよう」
そう言って前に出る。
時折、ヴォリアと情報のすり合わせを行いながら進んだ結果どうやら正しい道筋を選び取れたようで想定以上の速さで迷宮を攻略する事が出来た。
>「流石ですね、お二人共。
> おかげで素晴らしい速さで迷路を抜けられました」>「うん、尊敬に値するね」
「ふむ、役に立てたなら何よりだ」
せっかく、雇われた以上は報酬分の働きはしなくてはな。
そうして、順調に進んでいたのだがその道行きを阻もうとする仕掛けも当然ながらあるわけで。
目の前で左右に大きく揺れる三日月型の大きな振り子。刃のような鋭い光を放つそれに当たるのは流石に勘弁願いたい。
>「元々の仕掛けを――いやもともとは別物だったかもしれませんね。
> ただそれを恐ろしい魔法で凶悪化させているみたいですね」
魔法で動いているのなら動きを制御するための仕掛けがあるかどうかも定かでは無いな......
まあ、そんなものが有ったとしてもどの道、振り子の奥だろうが。
>「でも、魔法ってことはパターンもあるんじゃないかい?
> ......まあ、簡単に見破れるとは思わないけど」
成程、だがまあやれる事があるならやってみるべきだろうと振り子の動きを注視する。
これは......こう、こっちから......いや、ダメか。ならば......このタイミングでこう......厳しいか?......いや、この地点であえて下がって......それから、こう行けば......
......う~む、感覚的にはおそらく行けると思うが......上手く言葉で伝えられるかな?
あまり、口が回る方じゃ無いんだが。
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PLより。
判定はギリギリで成功。
これならお二方の判定次第では無理やり突破する人数も減らせそうですね。
18:32:04 N2@ザラック 危険感知判定 2d6+9
Dice:2D6[1,5]+9=15