揺れる月

 ヴォリア(0Δ) [2016/03/27 21:50:49] 
 

「ならば、それを参考にして俺が先導しよう」

「わかった。頼んだぞ。」
そう言って後ろについて行く。
幸い目立ったトラップなどは無く、予想以上にスムーズに突破できた。

「流石ですね、お二人共。
 おかげで素晴らしい速さで迷路を抜けられました」
「うん、尊敬に値するね」
「ふむ、役に立てたなら何よりだ」

「この手の事は得意でな。
 ミハイルさん、光源ありがとうございます。おかげで地図も上手く描けた。」
光源が無ければ地図も上手く描けないばかりか、壁の把握すら難しかっただろう。
特に魔法の光は、松明よりも融通が利いて見やすいのだ。熱くないし。

= = = = = = =

迷路を抜けた先にあったのは、大きな半月だった。
が、その先は鋭く尖っている上に尋常じゃないスピードで動いている。

「これは......危険ですね」
「うーん、当たったら流石に痛いだけじゃ済まないな」
「これはまた物騒な仕掛けですね。確かに月の形をしてますけど。」

「月は眺めているのが一番だな。今は突破しないといけないが...」
見た感じは単純な振子運動のようだが、魔法でもかかっているかのようなスピードで動いている。
タイミングをしっかり見極めなければ一発でノックダウンしてしまうだろう。
...これは結構時間かかりそうだな。あまり長居するのはやぶさかではないが。

「私が一度抜けようとしてみましょうか。その様子を見れば、何かしらつかめるかもしれません。」
「ミハイル氏とヴォリア氏も一緒に抜けますか?私の見立てでは一つずつ順番に通り抜ければ十分突破可能だと思いますが。」

そう言って一歩進んでいるのはレオンハルトだ。
確かに俺より遥かに重装備だ、顔色を察するに本当に受け止める気らしい。
が、ついて行くのはかなり不安がある。あの三日月は俺の体では避けれないだろう。
だが、抜けた人の後なら、タイミングを掴んで突破できそうだ。
「俺は遠慮しておこう。避けれる気がしない。
 ...エミールさん、アレを抜けられますか?
 二人の動きを見れば、タイミングを殆ど掴めるはずです。」

// PL ==============
判定値ギリギリですね...
が、ヴォリアが突破しようとすると回避が絶望的なのでエミールさんに投げます。
エミールさんが無事突破できれば、3人突破で達成値が12まで落ちて最良になるはず...

21:08:09 0Δ@ヴォリア 見識判定 2d+5 Dice:2D6[3,4]+5=12