なれないことは難しい
ザラック氏は上手く玉を移動させた。さすがはシャドウ・・・いや、さすがはザラック氏だ。
私はあたりはしたものの狙った通りには移動しなかった。惜しかったとは思うが。
>《あれ、あっち。 あのあたり、うえ。 できる?》
微妙にダメだった私のフォローはヴォリア氏がやってくれた。妖精の助けを借りながらも、私もミスをきれいに修正してくれた。
あれ?私いらなかったんじゃ?むしろお荷物になってる?
「フォローありがとうございます。」
修正のお礼はしておかなければ。この借りは壁としての働きで返すことにしよう。
>「個人的には頑張ってくれる分楽したいもんだけど。
> そんなこと言ってると......カイル様に怒られるだろうな。
> そうだね、やれるだけはやってみようか」
おや、ちょっと同類の予感が?
口には出さないが、ちょっとしたシンパシーを感じつつ、白いタイルの上を歩く。
*****
しばらく歩くと現れたのは蝋燭の青い炎に照らされた廊下。青く燃える蝋燭なんてあるんだな。
>「へえ......中々雰囲気があるじゃないか」
ザラック氏がかすかに笑う。確かに幻想的な光景だ。先ほどまでとは違ってもうすぐ最奥に着くような、そんな気がする。
「そろそろ居住区、なんですかね。そう考えると若干場違いな雰囲気に見えますが。」
居住区に続く道がこのような雰囲気であるとは考えにくい。どちらかと言うと神殿の奥、一般人には見せないような部分に続く道。そんなイメージだ。
最初の迷路が居住区に続いていて、それ以上住人が入ってこないようにこんな仕掛けを?
>「なんだか......嫌な感じがします。
> 悪いものが待っているような......」
ミハイル氏が何かを感じ取ったようだ。タビットは第六感が発達し、危険をより敏感に察知することが出来るという。この先には何が待ち構えているのだろうか。
・・・あ、もしかしてザラック氏の言っていた『雰囲気』ってそういう・・・?
>「嫌なものっていうか危険なものが待ち構えていることは想像できてただろう?
> でも、近くにいるって言うなら少しくらい心と体を休めてもいいかもね。
> 彼らのおかげで割とスムーズに抜けてこられたわけだし?」
ごもっともだ。この先に何か危険が待ち構えているのであれば、ある程度の準備と言うものが必要だろう。
「ミハイル氏、MPが減っているでしょう。魔香草を焚きますよ。」
背負い袋から魔香草一束と薬師道具セットを取り出す。魔香草や救命草を効率よく使用することが出来る道具だ。これを使えば失敗しにく・・・
「これをこうやって・・・あれ?」
説明書の通りに使ってみたが、上手く行かない。何か間違えたかな?
---PL---
危険感知なんて判定とは縁が遠いガチ戦士。
そして薬師道具セットを使わないで判定振ったからセット使用として振りなおしたら出目が減少。やっちまったぜ!
ミハイル氏のMPを6点だけ回復しました。使わせた分は回復したはず。
瑛龍@レオ : 危険感知 2D6 → 1 + 5 = 6 (04/02-19:28:19)
瑛龍@レオ : 魔香草回復(薬師道具セット使用) 1D6 → 1 = 1 (04/02-19:31:07)
回復量 r0+6 0(1 + 4 = 5) + 6 = 6