月の道の向こう側へ
>「アリシス......それは僕とオレットの遠い昔の友人の名です。
名前を聞いた時ひどく動揺していたが、ミハイル氏は話してくれた。つかまっているというセシリア氏とよく似ているという。
また、エミール氏はセシリア氏に彼女の面影を感じ、先ほどのふたりは動揺を引きだすためにその名を出したのだという。
「余計なことを聞きました。すみません。」
おそらく聞いてほしくなかった内容なのだろう。ある意味エミール氏が倉庫の方へ向かってくれたから、まだ良かったのかもしれない。これ以上この話題には触れないほうがよさそうだ。
*****
備品庫を探索していた二人と合流し、先へと進む。
先に広がるのは月の光に照らされたような庭園と、大聖堂。この地下聖殿の最深部。最終目的地だ。
先ほどの悪趣味な居住区に比べると、随分と静謐で神秘的だ。さすが月神の神殿と言ったところ・・・麗月の扉の先だからと言うこともあるのか?
「ここが最後でしょうか」
「セシリア様がいるといいけどね。
いや、さっきの話だときっといるのかな?」「他に探す場所もなさそうだし、そうだと思うが......あるいは、もう一つのルートの方かもしれん。それとも、この中で合流したりするのか?」
「2つの入り口が合流しないとは考えにくいでしょうね。まあ、都合よく同じタイミングで合流とは行かないでしょうが。」
連絡を取る手段があればよかったのだが、無いのならば仕方が無い。扉の先へ、今回の黒幕と人質とご対面となるのかな?
「それでは向かいましょうか。準備はよろしいですか?」
覚悟を決め、目の前の扉へと手をかけ、ぐっと力を込めた。
---PL---
最初に前回の回復の修正を。草は使用者対象者共に行動できないことを忘れていた系PL。
魔香草2回の対象をミハイルへ変更します。これによってミハイルとヴォリアに2回ずつ使用したことになると思います。
タイムカウントを露骨に太陽組と合わせて合流を狙っております。
備品庫のアイテム3種ですが、私は魔香水1つと魔晶石(5点)1つをヴォリアに渡したいです。
私は指輪は要らないので、誰もほしい指輪が無いならば魔香水か魔晶石(5点)にしてヴォリアに渡すのが一番安定するかなと思います。
魔香水で回復するのを忘れずに。