大聖堂へ

 ヴォリア(0Δ) [2016/04/16 20:42:05] 
 

「ところで、一つ質問があるのですが。つかまっているというカイル氏の姉君、セシリアさんでしたか。本名ですか?先ほどの二人はアリシスと言っていましたが。」

魔香草を焚いている中、レオンハルトがミハイルに問いかける。
かなり戸惑いながらだったが、ミハイルがそれに答えた。

「アリシス......それは僕とオレットの遠い昔の友人の名です。」
「先ほどのアリスの言葉はただの嫌がらせでしょう、名前くらいは知っているはずなので」

話を聞けば、アリシスと今回の救助対象であるセシリアはどこか面影が似ているらしい。
それがあるから、オレットはここまで来たのだと。

「余計なことを聞きました。すみません。」

動揺させてしまったのを悔いているのだろう、レオンハルトが謝る。
だが、追いかけるだけの要素がセシリアにはあったのだ。危険な旅をしてでも助けたいと思わせるだけの何かが。
「なら、オレットさんとミハイルさんの為にもしっかり助け出さなければな。
 似ている云々の話はさておき、こんな神殿に突入してまで助け出したいと思える。それで十分ですよ。」

そう話しているうちに、ザラックとエミールが戻ってきた。どうやらいくつか収穫があったようで、
「魔晶石と魔香水か...  ミハイルさん、俺が使っても良いだろうか?さっきの時間では回復しきらなくてな...」
俺には丁度良いアイテムだが、同じアイテムを有効活用できる人がいる。しっかり話し合わなければ。

= = = = = = = =

次に見えたのは庭...いや、中庭だった。
上を見れば岩だが、十分な大きさがある。少し物足りないだろうが飛べそうな空間だった。
そして目の前には聖堂、今までとは比べの物にならないほど美しい事を見るに、重要な場所なのだろう。

「ここが最後でしょうか」
「セシリア様がいるといいけどね。
 いや、さっきの話だときっといるのかな?」
「他に探す場所もなさそうだし、そうだと思うが......あるいは、もう一つのルートの方かもしれん。それとも、この中で合流したりするのか?」
「2つの入り口が合流しないとは考えにくいでしょうね。まあ、都合よく同じタイミングで合流とは行かないでしょうが。」

「いずれにせよ、この先に進まなければ話は進みませんね。」
これから先、もしかしなくても先の戦闘より大規模なことになるだろう。

「それでは向かいましょうか。準備はよろしいですか?」

そう確認するレオンハルトに
「...応!」
一度深呼吸してから返した。

// PL ==============
アイテムは魔香水と5点魔晶石、誰も申告がなければ魔晶石を2つにします。
ミハイルが望むならアイテムを渡します。
渡した後、魔香水が残っているなら自分に使用します。

そういえば、魔香水に対して薬師キットは作用するのでしょうか?
するのであれば、ダイス一回目のみを使用してください。

21:31:19 ヴォリア@0Δ 魔香水 2d6 Dice:2D6[1,1]=2
あっ...