宙にうかんでない檻
絨毯の奥に宙に吊られた状態の檻があった。
宙に浮かんでないじゃないか。
やはりあいつらの言うことは信用できない。
「あれは......姉さん!」
カイルさんは走るが、食い止められる。
「あんたが......教団の主導者か?」
「いや、私は違いますね。
ただのしがない信仰者です」「私が指導者――いや救世者の名を騙るなど畏れ多い。
本物の救世者は――」
「わたし」
小さな子供のような女性。
「はじめまして、カイル。
そして裏切り者さんたちも会うのは初めてだね。
後ろにいるのは冒険者たちかな?
うふ、ようこそ......わたしたちの本拠地へ。
こちらからの歓迎はどうだった?
楽しんでくれたら嬉しいんだけどな」
「あんたたちの歓迎なんて興味はないさ。
俺たちにとって肝心なのは――姉さんを救うことだけだ。
この力で敵うかはわからない。
それでも――ここからどいてもらうぞ!」
カイルさんはセシリアさんを見つめる。
「僕たちもその手助けをするだけです。
セシリアさんを救うために......!」
「これは形としては償いと呼ぶべきかもしれないね。
でもそんな体裁を抜きにしても――僕はセシリア様を救うために全力を尽くそう。
......心からそう思うよ」
「ここがきっと本当に最後だと思うんだ。
だから皆さんの力をどうか......貸してください」
オレットさんは振り返る。
「もちろんですよ!」
「そう、どいて欲しいんだね?
安心していいよ......わたしたちはもう行くから。
カイルのお姉さんも返してあげる。
お姉さんへの用事はもう済んじゃってるからね。
でも、ただ返すだけじゃつまらないでしょ?
だから......」
「殺してから、返してあげる」
なにやら、檻にめがけて神聖魔法を唱えている。
「姉さん......!」
カイルさんは走り出そうとするが。明らかに間に合わない。
フィーリアさんの方をちらっと見る。
オレットさんにもらった"あれ"が役に立つ時が来た。
(「殺してから返すより、防いでから返す方がさらにおもしろいですよ。
残念ながら・・・ね。」)
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PL なまさんです
最後のセリフは防げた場合言います。
此花さんの意思でお願いします。強制はしません。
ちなみに、合流しましたし、ナマはアタッカーかヒーラーどちらをすればいいのかアドバイス?をください。
――――――ダイス――――――
15:28:03 なまさん@ナマ まもち5 2d6+5
Dice:2D6[4,6]+5=15
15:28:00 なまさん@ナマ まもち4 2d6+5
Dice:2D6[3,3]+5=11
15:27:58 なまさん@ナマ まもち3 2d6+5
Dice:2D6[2,6]+5=13
15:27:55 なまさん@ナマ まもち2 2d6+5
Dice:2D6[4,1]+5=10
15:27:52 なまさん@ナマ まもち1 2d6+5
Dice:2D6[4,4]+5=13