それは自己紹介のようなもの

 二ェストル(飛龍頭) [2016/04/10 02:21:10] 
 

連れ帰ったコボルド達が新しい場所での生活に少し、慣れた頃

なんとなく集まったリビングでロセウスが鼻息荒く、新品の盾を掲げ声をあげた。

>「見てくれこの綺麗な盾を!」

「ふむ 前にパレードでここの騎士が持っているのをみた事があるよ...
 しかし本当にきれいな盾だねぇ」

>すごいぞ、限定的ではあるが、魔法攻撃に耐性があるんだぞ!」

そういえば遺跡探しの後 衛兵の詰所に出かけていく姿をよく見かけたけれど
あれは銀鱗隊へ入門をしに行っていたのだと、今の話から合点がいった。

「そうかぁ...随分と珍しい物なんだねぇ」

確かに帝国の防衛隊に採用される盾ならば、魔法のひとつも防げないといけないのかもしれない。

「流派、ねぇ...。
 私も昔なじみに継承者がいたんだけれど...」

― 随分と人好きのする性格だったけれど、あの人はちゃんと家を継いだのだろうか?

   *   *   *

パーティーに舞い込んだ依頼。
【七色の童話集】売られているか、閲覧できる本であれば手に取った事くらいは
あるかもしれないが、生憎 くだんの本も、その作者の名前も記憶に 引っかかることがなかった。

「...有名な本なのだろうけど、よく分からないなぁ」

今回の依頼と、今までの本は関連がない。
と説明をされたのだけれど その辺りは依頼者から直接 話を聞くことにしよう。

>「やあ、暁の繭のみなさん。
bq. > 依頼を受けてくれてどうもありがとう。
bq. > 今回君たちに入ってもらいたい物語はこれさ」

『物語に入る』とは荒唐無稽だが、彼の持つ童話集は元々がそういうものであるらしいのだ。

>「そのページに君たちの名前を描けば......。
> 光の導きで本の世界へ入っていくことができるはずさ」

>「あーすまんが、その名前を書くというのは、自分で書かなけりゃいけないのか?」

「さて、どうなんだろう?  説明を聞く限りは自筆でないといけないようだけれど」
 エリックからペンを受け取り、反対側の手で登場人物欄の空白をなぞる。

>「気をつけておいて欲しいのは......一つだけ。
> 一度名前を記したら、君たちは物語の結末が見えるまで外には出られない。
> でも、きっと君たちなら君たちらしい結末を導けると信じているよ」

「決まり・・というか手順があるのだね?」

妖精使いが契約をする様に、物語に干渉するために必要な段取りがあるらしかった。

「...では、ここまで来て気後れする事もないからね」

空白に自身の名前、それが本名かどうかもわからないのだけれど を
書き入れて『物語の世界』へ招かれる時を待った。

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PL(飛龍頭)より:

みなさま よろしくおねがいいたしまするー!(しゃちほこ土下座
昔なじみ云々は本筋と一切関係なくって、単純に流派入門のため
フラグを立てているだけです。

エクセターへのおこずかいのお話とかは次で書けたらいいなぁ。

【判定ダイス】
 01:08:48 飛龍頭@ネス 2d6+4 見識:七色の童話集について Dice:2D6[4,1]+4=9
 01:09:17 飛龍頭@ネス 2d6+4 見識:銀鱗の盾について Dice:2D6[5,5]+4=14

どちらも分からなかった...。
いろいろと広く浅く読みすぎて記憶意に残ってないっぽい?出目でした。
でもでもロセウスの盾、頑張って思い出そうとしたYO!