童話体験
「というわけでな、見てくれこの綺麗な盾を!」
なにかと思ってお菓子を食べる手を止めると、ロセウスがピカピカを嬉しそうに抱えている。
どこかで見たことがあるような、無いような。でもそれがとても良いものである、事はなんとなくわかった。
「ロセウスー、そのピカピカはすごいの?」
素直な感想を言うと、あまり私自身は盾に関心はなかった。
どんな堅牢な盾であろうと銃で撃ちぬけないものはないと思っているからだ。
だが、ロセウスの返答に思わず目を丸くする事になる。
「すごいぞ、限定的ではあるが、魔法攻撃に耐性があるんだぞ!」
「えっ!?それって本当?ねぇねぇほんとほんとぉ?」
「そっかー魔法を防げるんだ...ロセウスすごいね!
エクセター、魔法ってどうやって抵抗したらいいのかよくわかんないから羨ましいなぁ。
ネスは神様が守ってくれてるんだっけ...うーん、みんないいなぁ」
リビングにある椅子にちょこんと座り直しつつも、羨ましそうにロセウスとネスを見つめる。
どうもルーンフォークという種族は、物理的な衝撃には強いのに対して魔法的なアプローチに弱い。
だから、私の戦い方は魔法に耐えるよりは...そもそも狙われない、やられるまえにやる。
といったものに特化している。攻撃が最大の防御という言葉は、誰の言葉だったろうか。
「うー、やっぱり防御も極めたら攻撃になるのかな。エクセターも防御を...うーん...
あっ!ロセウスが防御を極めて、エクセターが攻撃を極めたら良いんだ!これなら無敵だね!
ふふーん、矛盾はしないよ?エクセターは矛じゃなくて銃だもん」
上手いこと言った、みたいな顔をしながら最近購入した拳銃をくるくると手で遊ばせる。
ネスがくれたお小遣いで最近購入したこの銃も、そろそろ試してみたい。
...カレンにエクセターが銃を使える所見せてないから若干疑われてるってのもあるけど...。
----
「やあ、暁の繭のみなさん。
依頼を受けてくれてどうもありがとう。
今回君たちに入ってもらいたい物語はこれさ」
やはり世界はまだまだ広い。
最初はにわかには信じられなかったけど、なんと今度の依頼は本の中が舞台だというのだ。
机の上に並べられた、七色の童話集と呼ばれた一冊。
私達が向かうのは「青髭」と呼ばれる物語。
「...あおひげ?
ねぇねぇ、フィンーあおひげってなに?おひげのお話なの?」
聞き覚えのない言葉に若干の困惑を覚えつつも隣のフィンを頼る。
フィンはすごく賢いしものしりだから、きっと知ってるという信頼があった。
ロセウス...?多分、エクセターと同じだと思う。
でも、青髭はなんというかちょっと不安になる。
「むぅ、挿絵がかわいくない...」
髭を蓄えた男のギョロとした瞳が妙な不安感を抱かせる。
強がってみるけど、夜中にお部屋において読みたいとは思えなかった。
でも依頼だし仕方がない、他のみんなも名前を記入し始めたのでエクセターも続く。
「えーと、え・く・せ・たー」
『Exeter』白紙部分にそう名前が記された。
昔はただの呼称の一つでしかなかった、けど今では違う。
この名前には今やただの言葉以上の何かがあるんだと感じた。
========================
PL・よろしくデース!
ついに始まりましたね!繭のみんなとそれなりに絡みつつ名前を記入。
ロセウスの銀鱗の盾にもタッチ。フィンに青髭のことを聞いてみたりでタッチ。
ネスからのお小遣いもソフトタッチ、お手伝いでもしたのかな?
カレンはあんまり絡めなかった!(
ちなみにエクセターは字がとても綺麗。器用度的に。
ダイス・
見識 七色の童話 2d6 Dice:2D6[1,2]=3
見識 銀鱗の盾 2d6 Dice:2D6[5,2]=7
よくよく考えたらスカウトだし、宝物鑑定ができるのでやってみるのです 銀鱗の盾鑑定 2d6+8 Dice:2D6[5,4]+8=17
指輪割ったら、19に届くよっ(割らないけど