【B-1-2】お城への招待
林の中で独りぼっちのカレン。
そんな彼女のもとへと向かってくる女性に対して。
>「こんにちは。申し訳ありませんが、迷い込んでしまった様です。ここが何処なのか教えて頂けますか?
>あ、わたしはリルズ様にお仕えしているカレンと申します」
自ら話しかけるという手段でカレンは応じた。
林の中から急に人が現れたことに相手側は驚いたようだが。
すぐにその顔に愛嬌のある笑顔を浮かべ言った。
「あらあら、迷ってしまったなんて大変。
ここは丘の上のお城よ。
リルズ様......聞いたことがない名前ね。
あなた、もしかして遠い海の向こうから来たの?」
彼女の雰囲気の通り、その声も実に朗らかだ。
「私はスール。
丘を下っていけばいずれは街に着くけれど......。
結構時間がかかっちゃうのよね。
迷い込んだっていうことはきっと歩き回って疲れているでしょう?
よかったら私の部屋で休んでいかない?
ちょっとしたお茶やお菓子ならご馳走するわ」
彼女の名前はスールというのだという。
そしてスールはカレンを城の中に招いてくれた。
迷い込んだというカレンのことを案じてくれているのだろう。
「本当はあの人の許可を取ったほうがいいのかもしれないんだけど。
男の人を連れ込むわけじゃないし問題ないわよね。
あ、でももし来るなら少しだけ......。
そうね、木の実をとり終わるまで待ってて」
* * *
そう話して彼女は木の実を摘みに行く。
カレンがスールの誘いに乗ろうと乗らなかろうとそれは変わらない。
もし手伝ってあげれば、彼女の用事は早く終わることだろう。
木々に成る果実にスールは手を伸ばしていく。
まんまるくそして艶やかな見た目。
赤い色をした木の実はなかなかに美味しそうだ。
......それはまるで血のような赤さにも見えなくはなかったが。
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あんみつ@GMより
カレンルート進行です。
【NPC:女性】に【スール・アジュール】を登録しておきます。
カレンはスールにお呼ばれしております。
カレンは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の2つです。
・スールの招待を受ける
・スールの招待を受けない
ここでの選択でメインNPCが定まります。
木の実採りを手伝ったりはお好きにどうぞ!
他にも何かございましたらご自由に(*´∀`*)