火影の先
本の世界に誘う光は徐々に薄れ、目の前には長閑な丘陵地帯が広がっている。
>「......フィンとカレンとエクセターはどこだ?」
「......?」
ロセウスの声に辺りを見回すが、この世界に入るその瞬間まで隣にいたはずの姿がない。
>「ネス、早いところあいつらを探すぞ」
「そうだね できるだけ急ごう」
足を踏み出した瞬間 私たちが降り立った世界が一変する。
空が光を失い黒色に染められていく。
穏やかだった風景は炎にまかれ焦土へと変わっていく。
腕に触れれば確かな熱さと痛み。
特に優れた占者は幻視を使いこなすというけれど、これ程の範囲に効果を
及ぼすものは聞いたことがない。
>「この炎、シャドウであるネスの方が向いてそうだな」
>「まあ、とりあえず移動しよう。俺は火に巻かれて死にたくはないしな」
「始まってすぐにエンディングだなんて誰も読んではくれなさそうだ」
できるだけ炎をの薄いところを抜けようと目を凝らすと
炎の奥で黒い、背丈からみるに人間の女性・・の影が揺らめいた。
>「おいあんた! こんな炎の中で何してる! 危ないぞ!」
ロセウスの叫びに反応する事無く、女性は火影の先へと消えてゆく。
>「ネス、追おう」
「色々と聞かなきゃならないこともあるし 急ごうか」
ロセウスから受け取った分と、私の物では紙の色が違うようだけれど、
確認するのはもう少し、落ち着いてからにしようか。
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PLより:
呪歌をサモン・スモールアニマルへ変更。
キャラクターシートはフェアテ5、ミスティック3、セージ2、バード1
で確定したいと思います。
いきなりピンチっぽいので、書かれている内容までは見ませんが
栞を二人分 あずかりました。
さーて、大事なロセウスのロマンス要員!! 女性を追いかけますぞー。