優雅なひと時。
窓から見える景色はとてものどかで。この青空の下のどこかに皆さんもいるんだろうな、なんて思うには十分な景色でした。
その青空を、1つの点がこちらへとやってくるように見えます。あれは小鳥・・?
いえ、あれはポチさんですね。フィンさんの使い魔。
という事は・・近くにいらしてるのでしょうか?こちらが見えてるかどうかはわかりませんけど、取り敢えず無事です、と伝えるために手を振っておきましょう。
スールさんのいないうちに、軽く情報を集めてみましょう。
具体的には一人で城内を散策です。見つかったら少しだけ困るかもしれません。
いくつか扉を開けたり閉めたりして中を覗いてみます。
最初に開けた扉は書斎でした。
何か物語の手がかりになりそうなものはないものか探してみようかと思いましたけど、考えてみたらわたし、そういうことは全く心得がないんですよね・・役立たずここに極まれり。
仕方ありません、簡単に見取り図を作るつもりで部屋の位置を覚えておきましょう。先ほどポチさんがいらしてましたし、もしかしたら皆さんここに来るかもしれません。
その後開いた扉は寝室、浴場、私室・・これはご夫婦のものですかね?ということは先ほどの寝室もご夫婦のものでしょうか・・当たり前か、ここにはあのご夫婦しか住んでいないみたいですし。
何よりも気になったのは。
突き当りにある、厳重に鍵が掛かっている扉。もはや封印されていると言えるレベルじゃないでしょうかこれ・・。
ここまで厳重だとかえって気にしたら危ない気がします。
おそらくですけど、スールさんが持っていた鍵の内の、色が違っていた鍵がここの鍵だと思います。
根拠はありませんけどね。
扉を前にそんな思案に耽っていると、スールさんに見つかってしまいました。
>「あ、こんなところにいたのね。
> 探しちゃったじゃない!」
>「ぼやぼやしているとお茶が冷めちゃうわ。
> そうなったら勿体ないでしょう?」
「ごめんなさい、少し用を足そうと思ったら迷ってしまって・・。
この扉、凄い厳重ですけど、中に大事な物でもしまってあるんですか?」
用意しておいた言い訳をして、そのまま話題を逸らしてみましょう。
・・・・何故でしょう。スールさんもこの扉に凄い興味がありそうなんですけど。
>「ぼやぼやしているとお茶が冷めちゃうわ。
> そうなったら勿体ないでしょう?」
そう言ってはいるものの、スールさんはちらちらと伺うように扉の方を気にしてますね。
やはりこの扉には何かあるのでしょうか?
なかなかに興味は湧いてきましたけど、今はわたししかいません。いえ、スールさんもいますけど、危険な目に遭わせるわけにはいかないですからね。ここは皆さんと合流できてからにしましょう。
>「だから、さっきの部屋に戻りましょう?
> それともカレンはもしかして......ううん、なんでもない。
> 私、カレンの話の続きが聞きたいわ。
> それに私の話も聞いて欲しいし」
「ええ、そうですね。せっかくのお茶ですし、冷めないうちに頂きましょうか。
わたしも、スールさんのお話お聞きしたいですし」
扉の事はスルーしておきましょう。藪を突いてオーガが出て来たら大変ですもんね。
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PL こるべっと
選択:お部屋に戻って優雅にお茶会!
ふぃん可愛いよふぃん(GMの策略