膨れ上がる不安。
>「カレンって結構運動とかしたりするタイプだったのね。
> 肌も真っ白だし意外だわ。
> ......まあ食べてばっかり太っちゃうのは嫌よね。
> 私もこの城に嫁いで来てからは外に出ることはあまりなくなったわ。
> 昔は兄さんたちと走り回ったものだけど」
あ、お兄さん(しかも複数)いらっしゃるんですね。
やはり家族に男性が多いと活発になるのでしょうか?
「それは賑やかそうで楽しそうですね。
良かったら、また外にも出てみましょうか?お付き合いしますよ」
ちゃんと、全部を片付けたらまた遊びましょう。
わたしが指示した危険、それについてスールさんはちゃんと理解してくださったようです。まだ不満げではありますけども。
でもまずは今すぐに扉を開けて中を確かめる、という風にはならずに一安心。
とはいえ、中を確かめないと物語も進みませんよね・・。時間を稼ぐのはまだ可能でしょうけど、どれくらい稼げば皆さんが来るのかという確証がないと少し不安です。
来ない、という不安はほとんどないです。確証はないですけど、予感。リルズ様がそんなことするはずないですもの。
>「こんなつまらない話はもうやめにしましょう。
> そう、せっかくのお茶の時間なんだから面白い話をするべきだわ。
> ねえカレンさっき気になる人がいるって言っていたでしょ?
> どんな人なの?
> ......ほらほら、教えちゃいなさいよ」
「え!?・・えぇと・・まだ知り合って間もない方なのですけど・・」
不意にぶつけられた質問。一瞬で頭の中が真っ白になってしまいました。
それでも、これも時間稼ぎには良いかもしれません。少しお話ししておきましょう。
どれくらい時間が経ったでしょうか。冒険者としてのわたしも話し(その中にはとある軍人さんの話もかなりの割合が含まれてた気もします・・)、スールさんも楽しんでお聞きいただけた様です。結構な時間が経過した様な気もしますが、それほどでもない様な気もします。
>「楽しかったわ、カレン。
> そろそろあの人が戻ってくる頃かしら?
> ――とりあえず食器を片付けてくるわね」
「わたしも楽しかったです。あそこでお会いできたのがスールさんで良かった、と思えるくらいに」
でも。
そんな楽しかった空気を一変させる事が起きます。
「っ!?」
スールさんが立ち上がった瞬間、闇が訪れました。
もっとも、それは一瞬で、すぐに明るくはなったのですけど。
>「びっくりしたわ。
> なんだったのかしら?」
「・・わかりません。こういった事はたまにでもあるんですか?」
きょろきょろと周囲を見回すスールさん。わたしも無意識に周囲を確認します。
少なくとも、わたしの目には何か変化があったようには見えませんね。
>「うーん、ちょっと陰っただけかしらね」
「だと、良いのですけど」
ごく自然に。スールさんは食器をトレイに載せて部屋から出ようとします。
その仕草は慣れたもので、特に気にすることはないのですけど・・その、後姿が。
一瞬、ブレた様な・・。
「スールさん!」
扉が閉まる寸前、わたしは彼女を呼び止めます。
「何事もなければ良いですけど・・何かあると大変です、お片付けはわたしも手伝います。
一緒に居る方が良いでしょう」
不安を胸に、わたしはスールさんと行動をともにすることを提案しました。
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PL こるべっと
とある軍人さんのお話しする時のカレンはきっと真っ赤になってますw
それで、一瞬暗くなった時の事なんですけど、魔法的な事だったのかどうか、みたいな事って判別つきますかね?つかないならつかないで結構ですけども。
それと、最後のスールさんが部屋から出るシーン、呼びかけが間に合わずに扉が閉められてしまう様であれば、扉を開いて背中に声を掛けたという形でお願いします。
・・まさかドア開かない、とかないよね?(不安