【C-2-6】作戦終了
>「みんなはここで待機して、エクセターが横まで回って攻撃を仕掛けるから
> そのタイミングでフレールが突撃、ミリューはフレールの死角の支援を。
> エクセターは陽動攻撃の後に前進して挟撃、弱ってるやつから潰す」
狼たちとの戦闘はエクセターの指示と銃撃によって始まる。
彼女の指示の通りにオルドルの兄弟は動き、確実に数を減らしていく。
フィンの麻痺の魔法もあり、何事もなく終わるかと思われた狼狩りであったが。
>「がっ...あぐぅ!大丈夫...?フィン?」
銃弾を受けても生きていた狼のリーダーがフィンをかばったエクセターの腕に噛み付いた。
まるで噛みちぎろうとするかのような獰猛さを見せた狼であったが。
エクセターが自らの装備と機転を生かし、アクロバティックに撃退する。
* * *
>「みんなー!大丈夫?」
リーダーを討ち取った後笑顔で帰ってくるエクセター。
その笑顔はフィン、そして兄弟たちに心配をかけさせないためだ。
>「......ありがとう、エクシー。ごめんね。痛かったよね。それに......コート、いたんじゃったね」
そんなエクセターの傷を癒したのはフィンであった。
所持していたポーションを使用し、彼女の傷を手当する。
「悪かったな......エクセター。
俺がしっかり気を配っていれば、怪我なんてさせなかったのにさ。
――ただ上手く狩れたのはエクセターのおかげだぜ、ありがとな」
「そうですね、見事な作戦だったと思いますよ」
フレールはエクセターの側によって労いの言葉をかける。
ミリューは少し離れて立っていたが、感心しているのは事実なようだ。
「ひとまず任務は達成ですね」
ミリューは荷物の中から何かを取り出す。
彼が取り出したのは小さな人造の鳥であった。
「連絡用の小鳥型ゴーレムです。
詳細な報告は帰ってからやるとしても......。
任務が完了していることくらいは伝えないといけませんからね」
ミリューが掌を上に向けて広げると、その小さな鳥型のゴーレムは丘の向こうへと飛んでいった。
「報告ありがとな、ミリュー」
フレールはミリューの右肩をぽんぽんと叩く。
その流れのままで彼はエクセターとフィンに目線を合わせ。
「じゃあ、スールのところ......丘の上まで行くとするか。
二人の仲間もいるかもしれないんだろ?
早く会いに行こうぜ」
フレールは自らの軍馬に再度跨る。
すぐにでも出発できる準備は出来ているようだ。
エクセターが乗るためのスペースはちゃんと作られている。
「フィンさんも乗っていきますか?」
ミリューもフィンが馬に乗る手伝いをしてくれるだろう。
馬に乗っていけば丘の上まではそう時間がかからないだろう。
寄り道してしまうならばそれは別の話だが。
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あんみつ@GMより
フィンとエクセターのルート進行です。
戦闘に勝利できました。
戦利品の獲得や薬草の使用などされるようでしたらどうぞ。
ただ行った分だけの時間は経過することになります。
その後は丘の上まで向かうことができます。
もしほかの場所に行きたいなどございましたらそちらでも。