依頼者の下へ

 二ェストル(飛龍頭) [2016/04/23 00:30:38] 
 

>少しして小妖精が二ェストルのもとに戻ってくるだろう。
>彼女はあまりいい表情をしていない。


『もーっ!!いたいのも嫌だったけど、もっともーっと ヤなのがいた!!』

ぷりぷりと怒りの矛先を私の髪に向け、小さな手で力任せに引っ張る。

>熱さではなく別のものが彼女の心を害したようだ。
>話を聞く限り――それは穢れだったという。


「いたたた...ごめんごめん"魂の救済の場"とは聞いていたけれど
 ここは穢れのある場所なんだね?」

『ある!...そんなにいっぱいじゃないけど死んじゃってる人もいたよ。
 あとね ここみたいな場所 見えなかった。ぜぇんぶ燃えてた...』

彼女の声は段々と遠く、小さくなっていく。
具象化させていられる限界が近いのだ。

『ここよくない場所だよ・・ネスのともだち きっといない...よ』

最後の声は風音に紛れ 姿は景色に溶けていった。

「...ありがとう。
 それじゃあ もう行くとしようか」


  *   *   *


「待たせて済まなかったね
 外は...本当に石像の言っていた通り、死者が訪れる場所みたいだね」

ロセウスにも妖精が見てきた物を ―
建物も、私たち以外 生身でいる者も見えなかった、ことを
階段を降りながら伝える。

>階段を降りていけば、そこには上の階と同様に円形の部屋があった。


上と同じ造りの部屋にはライフォス聖印を描いた旗と
木箱に仕舞われた皮表紙の本。

「...? これは今回の物語と関係があるのかな?」

青い皮で装丁された本を手に取り、ぱらぱらと中身を確認する。
ひとしきり本を読み終わり、壁に目をやると、上にあった街並みとは別の
どこかの戦場の風景が描かれていた。

>そして一つの軍勢の中心にいるのが――先程の像のモデルであろう女性だ。
>彼女は鎧を身に纏い剣を提げ、ライフォスの旗を振っていた。

>そしてそこから少し離れた場所に......青髭の男の姿が描かれていた。
>彼は――中心にいる女性を見つめていた。


「彼がくだんの青髭なんだろうけど、これは...石像の彼女かな?」

フィンが話していた 【元の青髭】がどんな物だったか、登場人物は誰だったか
思い出そうとしてみるが、似ている童話やまったく別の物語が混ざり、結局
ちゃんとしたものは思い出せなかった。

(うーん? ここであれこれ悩んでも仕方がない、か...)

>ちょうど今降りてきた階段の反対側には扉がある。
>そこから奥へ向かうことができるだろう。


「では、先へ進もう」


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PLより:
本は重要アイテムっぽいので、この場で斜め読みした後、持ち出しに
問題がなければそのままカバンに入れていこうと思います。
そして、本を読むのに文献判定などは必要でしょうか?

でもって、次の行動は
・本の中身を確認してから扉の先へ進む です。

【判定ダイス】
 00:08:56 飛龍頭@ネス 2d6+4 見識判定 青髭の物語について Dice:2D6[1,1]+4=6
 00:43:18 飛龍頭@ネス 2d6 予備ダイス Dice:2D6[4,4]=8


おっふ。まったく思いだせない!しかしおいしいZE☆