依頼者の下へ
>少しして小妖精が二ェストルのもとに戻ってくるだろう。
>彼女はあまりいい表情をしていない。
『もーっ!!いたいのも嫌だったけど、もっともーっと ヤなのがいた!!』
ぷりぷりと怒りの矛先を私の髪に向け、小さな手で力任せに引っ張る。
>熱さではなく別のものが彼女の心を害したようだ。
>話を聞く限り――それは穢れだったという。
「いたたた...ごめんごめん"魂の救済の場"とは聞いていたけれど
ここは穢れのある場所なんだね?」
『ある!...そんなにいっぱいじゃないけど死んじゃってる人もいたよ。
あとね ここみたいな場所 見えなかった。ぜぇんぶ燃えてた...』
彼女の声は段々と遠く、小さくなっていく。
具象化させていられる限界が近いのだ。
『ここよくない場所だよ・・ネスのともだち きっといない...よ』
最後の声は風音に紛れ 姿は景色に溶けていった。
「...ありがとう。
それじゃあ もう行くとしようか」
* * *
「待たせて済まなかったね
外は...本当に石像の言っていた通り、死者が訪れる場所みたいだね」
ロセウスにも妖精が見てきた物を ―
建物も、私たち以外 生身でいる者も見えなかった、ことを
階段を降りながら伝える。
>階段を降りていけば、そこには上の階と同様に円形の部屋があった。
上と同じ造りの部屋にはライフォス聖印を描いた旗と
木箱に仕舞われた皮表紙の本。
「...? これは今回の物語と関係があるのかな?」
青い皮で装丁された本を手に取り、ぱらぱらと中身を確認する。
ひとしきり本を読み終わり、壁に目をやると、上にあった街並みとは別の
どこかの戦場の風景が描かれていた。
>そして一つの軍勢の中心にいるのが――先程の像のモデルであろう女性だ。
>彼女は鎧を身に纏い剣を提げ、ライフォスの旗を振っていた。>そしてそこから少し離れた場所に......青髭の男の姿が描かれていた。
>彼は――中心にいる女性を見つめていた。
「彼がくだんの青髭なんだろうけど、これは...石像の彼女かな?」
フィンが話していた 【元の青髭】がどんな物だったか、登場人物は誰だったか
思い出そうとしてみるが、似ている童話やまったく別の物語が混ざり、結局
ちゃんとしたものは思い出せなかった。
(うーん? ここであれこれ悩んでも仕方がない、か...)
>ちょうど今降りてきた階段の反対側には扉がある。
>そこから奥へ向かうことができるだろう。
「では、先へ進もう」
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PLより:
本は重要アイテムっぽいので、この場で斜め読みした後、持ち出しに
問題がなければそのままカバンに入れていこうと思います。
そして、本を読むのに文献判定などは必要でしょうか?
でもって、次の行動は
・本の中身を確認してから扉の先へ進む です。
【判定ダイス】
00:08:56 飛龍頭@ネス 2d6+4 見識判定 青髭の物語について Dice:2D6[1,1]+4=6
00:43:18 飛龍頭@ネス 2d6 予備ダイス Dice:2D6[4,4]=8
おっふ。まったく思いだせない!しかしおいしいZE☆