奥へと
>「...すまない、もう少しだけ外を調べてくるけれど、
> 石像 お願いできるかな?」
「うむ、そっちは頼んだ」
それほど難しい仕事ではないしすぐにと終るだろうが、どうやらネスは仲間達がここにいるのではないかと気をもんでいるらしい。
詳しくここを探索する、というだけの猶予があるかはわからぬが、それでも後顧の憂いは断っておくべきだろうと、俺はネスを送り出す。
まあどのみち、石像を動かしている間、暇だろうしな。
>「待たせて済まなかったね
> 外は...本当に石像の言っていた通り、死者が訪れる場所みたいだね」
階段を下りながら、ネスから精霊の報告を聞く。
穢れか......嫌な物だな。
いや、あの石像が言っていたことが、正しいということか。
「やれやれ、フィンの説明にはこんなシーン無かったぞ」
しかし石像は「私と青髭の物語」と言っていた。
おそらくなにがしか関係があるのだろう。
到着した先は、上と同じようにまあるい部屋であった。
壁画には、人同士の戦。
人と蛮族との戦が多いが、しかし、人同士の戦とてない訳ではないのだ。悲しいことだがな。
>「彼がくだんの青髭なんだろうけど、これは...石像の彼女かな?」
壁画を見つめながら、ネスがそう呟く。
同じように俺ももう一度壁画を見渡しながら、ふと、気になったことを問いかけた。
ネスは歌い手だ。俺の知らぬ何かを知っているかもしれない。
「そういえばこの物語、別に実話という訳ではないのだよな?」
そうでないならここも物語の中なのだろう。
もしもここが物語の中でないのであれば、なんと、輪廻はこんなに怖い場所であったのかと思う。
そうであるなら生き返るものどもがそれなりに行くのも納得がいく。
是非物語の中の創作であってほしいものだ。
>「では、先へ進もう」
「うむ、依頼人を待たせるのはよろしい印象を与えぬだろうからな」
ネスに促され、奥のドアへと向かう。
―――――
PL;
さきへすすむぜー!
雑茶にて21:51:43 りん@ろせうす あんみっちゃーん。青髭の地下室にある本って、中見れるんですか? 開かないとかない?
21:52:28 あんみつ あ、まだ書いてないけど開いたら仕掛けがありますよ!読む本ではないのです
とのことなので、そこについては触れない方向で。
進行来てから反応するぜ!