どんだけ奥まであるんだ
ネスが本を開くと、物語が始まった。
>「この風貌を......この青い髭を幾度恨めしく思っただろうか。
> 私は人から愛されることはなく、ただ恐れられるだけであった。
> しかし、私はそれを仕方のないことだと自分に言い聞かせていた。
> 人に愛されること、人を愛することなど私には過ぎた願いであることだと......」
......うん?
「なあ、ネス。
俺はリルドラケンだから人間の風貌についてはよくわからんのだが、あの髭、剃ることは出来んのか?」
ああして髭を生やしているから、愛されず、怯えられたのであろう?
それは、自身で選んだことではないのか?
それともあれは、ルーンフォークやゴーレムの類なのか?
首をかしげつつ、人間と同じような風貌をしているシャドウの同行者に問いかける。
だっておかしかろう。
そこまで熱望するのであれば、一回位行動に起こしてみてもよいではないか。
それで振られたら?
その、なんだ。どんまい。
扉の先にはまた階段があり、もう一度部屋がある。
どうやら、塔のようになっているらしい。
その部屋は赤く――部屋中に踊っている炎に一瞬身構えるが、どうやら壁に描かれた絵のようだ。
「やれやれ、落ち着かんな」
さっき、炎に焦がされた身としては、そりゃ身構えもするだろう。
今度の炎は俺達を焼くわけではなく、どうやら火刑の炎のようだった。
......落ち着かんのは変わらんなぁ。
「しかし、なんだな」
十字架の足元にある木箱の中の青い箱に手を伸ばしながら、そう呟く。
「冒険者の性なんだろうな。とりあえず全部見るのは」
さて今度は、彼女の側の物語だろうか。
―――――
PL;
映像(っぽい何か?)なので無理かもしれませんが、青髭の種族を教えてください。
外見が生まれた時から固定されている系の種族なのか、普通に自分でカスタムできる系の種族(人間とかエルフとかそういうの)なのかを。
真偽判定的なものになってダイス目が必要な時のために振っておいたよ!
りん@ロセウス : よび1 2D6 → 5 + 3 = 8
りん@ロセウス : よび2 2D6 → 5 + 2 = 7
りん@ロセウス : よび3 2D6 → 4 + 5 = 9