頼りになる仲間たち。
「はい。はじめまして。カレン・ハーシェルと言います。
よろしくお願いいたしますね」
スールさんのご兄弟お二人。どうやらエクセターちゃんとフィンさんが一緒に来た‥どころか狼退治までしたみたい。
エクセターちゃんのコート、袖が少し破れてるみたいだけど、やっぱり狼のことも殴ったのでしょうか?
>「ねえ、カレンお客様にこんなことを頼むのも申し訳ないんだけど......。
> お仲間の方々をご案内してもらえないかしら。
> 先ほどの客間でいいと思うわ。
> 兄さんたちも悪いんだけど少しだけ力を貸して欲しいわね。
> 椅子を少し運んでおかないと足りなくなってしまうわ」
「あ、はい。では参りましょう、皆さん」
好都合ですね。あの扉のこととか話しておきましょう。さすがにスールさんに聞かせるのは少し可哀想な気がしますし。
先ほどまで優雅なお茶会を開いていた客間。今はそこに暁の繭のメンバーが勢ぞろいです。
>「まぁ、彼らの目がない方が自由にできることもあるし丁度いいかな?
> まずはこの本...あちら側から持ってきたジルの日記なんだけれど
> これに目を通してもらっていいかな?」
「これは‥日記、ですか?読め、とおっしゃるからには何か物語の手がかりがあるのでしょうけど‥」
ジル。物語"青髭"のモチーフとなった人でしたか。
正直、人の日記を読むのって抵抗ありますよね。
でもまあ、これも仕事の内、と割り切って読むことにしましょう。
わたしとフィンさんが日記を読んでる間、ネスさんは妖精さんの力を借りてエクセターちゃんと時間をつぶすようです。
あまり速読には自信はないですけど、なるべく急ぐとしましょう。
最初に渡された日記。
何やら暗澹とした雰囲気なんですけどこれは‥?
どうやら、手のひらを返すように扱いが悪くなったことに対する怨嗟‥でしょうか。
それにしても、文面からはこのジャンヌという女性に対しての妄執とも呼べるような気持ちを感じ取れますね‥。ここまで想ってもらえたらジャンヌさんも本望なのではないでしょうか?
‥もっとも、それが望まれた気持ちなら、ですけど。
それはそうと、フィンさんが日記を読みながら何やら照れてる様子に見受けられるのですけど、いったいあちらの日記にはどんな内容が書かれているのでしょう?ああいった態度になるようなことがこちらには書かれてないのですけど‥。
もう少しで読み終える、といったあたりでフィンさんが先に読み終えました。
>「カレンさん、僕いちおう...こっち、ひととり目をとおしました」
「あ、はい。わたしももう少しですので少しお待ちいただけますか?」
やはりタビットさんたちは頭の回転が早いみたいで、きっと読む速さにも影響があるんですね。
「‥‥すみません、お待たせしました。では今度はわたしがそちらを読みますね」
読み終えた日記をフィンさんと交換、読み始めます。
‥‥‥なるほど。確かに読んでるこちらも恥ずかしくなるくらいあからさまな日記ですね‥。
いつかわたしもこんな風に少尉さんに伝えることができるのでしょうか?
いえ、今はそんなことを考えてる場合じゃなくて。
こちらの日記には、先ほど読んだ方と違って恋焦がれる様子が綴られてますね。
この日記を読む限りだと物語"青髭"に出てくるような残酷なことはしない様に思えますけど‥でも、そうではないことはさっき読んだ方の内容で何となく察することが出来ます。
「それにしても‥‥呼び戻す、ですか‥」
一通り読み終えた感想。まず出てきたのはそれでした。
いくら恋焦がれた相手とは言え、失われた相手の魂を呼び戻すなんてことはリルズさまでもお許しにならない行為。
そもそも、そんなことをしてジャンヌさんが喜ぶとでも思ってるのでしょうか?正直、独りよがりに思えます。
>「あの......。日記、目をとおしました。青ひげは...ジルは今もまだ、ジャンヌを愛してる。彼女の復活をのぞんでいる。
>その上で、いく人もの女性と婚姻関係をむすんでいる。そして今までの妻たちは、つぎつぎと『姿を消している』。因果関係
>はともかく、事実としては...そういうこと、ですよね」
「そう、でしょうね。わたしが読み取れた感じもそうです」
読み終えたフィンさんが口にした感想。
それに対してロセウスさんは。
>「俺達が行ったのはここではない場所だ。
> ......すでにジャンヌは死んでいる。そして神に召し上げられ、魂を導く仕事をしている。
>
> 俺達はジャンヌから一つの依頼を受けた。
> ――ジルの救済だ」
>「救済の方法は問わん、最悪――肉体からの救済でも構わんそうだ」
「救済、ですか‥。つまり、柵(しがらみ)から解き放って欲しい、ということですよね。
ジャンヌさんがどういったつもりでいらっしゃるのかは解りませんけど、ジャンヌさん自身は、ジルさんに対しての気持ちはどうだったのでしょう?」
これで、ジャンヌさんの方はジルさんに対してなんとも想ってない様だとしたら‥難しいですね、人の気持ちって。
「あ、そうだ。
先ほど宅内を少し調べまして、わたしたちの知る"青髭"だと‥前の奥さんたちの成れの果てがあるだろう部屋にアタリをつけました。
鍵も掛かってますし、何よりご主人から"開けるな"と厳命されてる様で、スールさんもその中は‥気にはなっている様ですけど、知らないみたいです。わたしがそこの中も調べておけたら良かったんでしょうけど‥何分、そういった技術や知識に疎いもので‥」
例の扉。その位置と予想されるだろうその中のことを皆さんに伝えておきましょう。
先ほどはわたししかいませんでしたけど、今はみんな居ます。正直、わたしはこのメンバーで居るのなら恐れるものはない、と信じています。頼りになる方たちですから。
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PL こるべっと
遅くなりました!日記を読んだ感想など伝えつつ、例の扉のことを皆に伝えます。
NPCズがまだ時間かかりそうなら一度行ってみるのも手なのかなとか思いつつ。
>カレン : 〃 +1ボーナス(効果時間:1日 )
ひろうずさん、ありがとうございます!
ところでHPの減少についてですけど、原因から察するに傷とかが出来るわけではないですよね?
もしキツイ様でしたらいつでも回復しますので遠慮なくおっしゃってください。
目に見えて傷とかが出来るようならキュアしますけども。