【E-1-1】真実に近づくとき
スールはカレンは勿論のこと、エクセターとフィンを連れて扉を目指す。
「えっと、突き合わせちゃってごめんなさいね。
せっかく仲間の人たちと会えたばっかりだったのに。
あと、エクセターちゃんとフィンくんだっけ。
うふふ、可愛らしい子が一緒だとなんだか元気になるわね」
スールはまずはカレンに謝って。
エクセターとフィンには改めてご挨拶だ。
カレンにはわかるがそうしているうちにどんどんと目的の扉が近づいてくる。
シンプルで小奇麗な他の部屋の扉とは違う明らかに異質な扉だ。
赤黒く、どことなく不吉な感じがする。
「この鍵を使えば、開けられるそうよ。
試してみたことはないけれど」
スールが差し出したのは、一つの鍵束だ。
その中に明らかに異質な金属で作られた赤黒い鍵がある。
まず間違いなく、この扉を開けるために使われる鍵であろう。
勿論、この鍵を使わなくとも開けることのできる可能性はある。
魔法の鍵が上手く嵌れば、きっと鍵も開くだろう。
――ちなみに、この間にポチを通して合図を送ることができたかどうかは。
カレンとフィン、そしてエクセターのみが知ることである。
* * *
「あれ、スールたちはどこ行ったんだ?」
一方客間にはフレールとミリューの兄弟。
そしてロセウスと二ェストルが残された。
こっそりポチも一緒である。
「......まさか」
ミリューは何か思い当たることがあったのか。
ちらりと二ェストルの方を見る。
「エクセターとフィンもいつの間にかいなくなってるじゃねぇか。
どこ行ったんだ?」
フレールは逆に何も思い当たる節はないようだ。
まあ、何も聞かされてないのだから仕方ないが。
「まあ、すぐに戻ってくるだろ」
どうにも楽観的なフレールに対して。
ミリューは若干何かが気になって仕方がないようだ。
おそらく、スールたちが向かった先についてだろう。
「もしかして、扉に?」
ミリューは扉に向かったのではないかと心配しているようだ。
そして実際に今どこにいるのかは、ポチがきっと教えてくれることだろう。
合図を受けてロセウスと二ェストルが扉に向かおうとするならば。
まず間違いなくついてくることであろう。
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あんみつ@GMより
最後の大詰めに至ったので、新しいカテゴリに移しました。
これからはこちらのカテゴリに投稿ください。
とりあえずいろいろ行動が錯綜してしまいそうなので一旦ここで区切ることにします。
扉はスールの鍵を使えば簡単に開けることができます。
【アンロック】や【アンロックキー】を使用するならば、目標値は15となります。
合図についてはお好きなタイミングで。
ロセウスと二ェストルもお好きなタイミングで移動なりして構いません。
扉の方まで向かうなら、フレールとミリューはついていくことでしょう。
あと予備ダイスを3つほど用意しておいてください。
既に用意してあるなら、それを使用しても構いません。
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