最悪の事態を避けるために。
開く扉、流れ出る赤黒い液体‥。そして、響くのは鍵束が床に落ちた音とスールさんの悲鳴。
ああ、しまった。何があるのかわからないのだから、扉を開けるのもわたしたちに任せてくださいね、と伝えるのを失念していました‥。というか、とても素人さんの動き方とは思えない自然さでしたね‥。
いえ、今はそんなことを考えてる場合ではありません。
スールさんが持っていた鍵束は、床に流れる血の川に落ちてしまいました。
‥これで、物語が悪い方向へ流れてしまうのでしょうか?
血液の川と共に流れ出る異臭。いえ、死臭というのでしょうか。
部屋の中はやはり、フィンさんの知ってる通りの部屋でした。
ずるずると壁にもたれてぺたんと座り込んでしまうスールさん。わたしはその傍にしゃがみこんで、なるべくスールさんの視界に部屋の中が入らないように‥と思いましたけど、どうやら気を失われた様ですね。
>「うっ...うぶっ......」
部屋を覗き込んだフィンさんが苦しそうに口を押さえています。無理もありません‥。
>「スールっ!」
>「これは......まさか......。
> そんな、さっきの話は本当だと......?」
>「悪いほうの予感があたってしまったね...急ごうか」
>「まあフィンの話聞く限り、ハナから悔い改めてましたは無かろうと思っていたからな」
まあロセウスさんの言うこともわかるんですけど、今はそんなに落ち着いてる場合じゃないでしょう!
「‥それにしても、あの壺は何なのでしょう‥なにやら良くない気配しか感じないのですけど‥」
なにやら黒い霧を吐き出している怪しげな壺。わたしがそれに気を取られていると、フィンさんが補足してくださいました。
なんでも、あの霧を吸い込むと、心の弱い人は都合の良い幻覚を見せて操ろうとする、魔神の物のようです。
床に描かれている魔方陣も気にはなります。フィンさんに心当たりがなさそうなので、どうやら一般的な魔術のものではなさそうですけど‥。
そうこうしてる内に、フレールさんとミリューさんがスールさんを運び出します。
確かに、このままここにいるよりは良いでしょう。
>「ほらカレンも走るぞ。
> ジルよりも先に、あの娘さんを救ってやらねばなるまい」
ええ、ええ。友人‥と呼べるほどなのかは何とも言えませんけど、まだ短い時間とは言え共にお茶を飲み、悩みを話し合った仲です。
「‥はい!」
わたしは、短い言葉に決意を込めてロセウスさんに返し、スールさんたちを追いかけます。
―――――――――――――――
PL こるべっと
一応魔方陣についても調べてみたり。仮にもセージのはしくれ!
* こるべっと@カレンさんが入室しました。
13:36:19 こるべっと@カレン 2d6+7 魔方陣について見識判定 Dice:2D6[2,5]+7=14
13:36:26 こるべっと@カレン 微妙?期待値
13:36:37 こるべっと@カレン 予備1 2d6 Dice:2D6[4,2]=6
13:36:43 こるべっと@カレン 予備2 2d6 Dice:2D6[2,4]=6
13:36:48 こるべっと@カレン 予備3 2d6 Dice:2D6[2,1]=3
13:36:53 こるべっと@カレン おいいいいい
* こるべっと@カレンさんが退出しました。
とは言え、時間も短いですし、思うような成果を得られない様でしたらスルーしてくださって大丈夫です。
魔方陣について調べるよりもスールさんたち追いかけるほうが大事ですからね!