惨劇の部屋
共に部屋を出たフレールとミリューへロセウスがジャンヌとジルの関係。
未だ未練を残し、おそらくそれが今回の禍根になっているのだろう。という
状況を手短に説明する。
>「それよりもロセウスたちはどこに行こうとしてるんだ?
> 俺さ、あんまり話についていけてなくて......」
「うぅん ざっくり説明するなら、君たちの妹御に危険が迫っている、
かもしれないから確かめに行くところだねぇ」
>「――僕も行きます。
> 杞憂かもしれませんが......
> でも、やはり妹は放っておけませんので」
「スール嬢も見しらぬ者より、兄君たちがいてくれた方が心強いだろうから
そうしてもらえると助かるよ」
あと少しという時、廊下の先 皆の待つ扉のあたりから、突然 耳をつんざく
様な悲鳴が響く。
>「スールっ!」
>「これは......まさか......。
> そんな、さっきの話は本当だと......?」
妹の声と確信したフレールが走り出し、すぐ後をミリューが追う。
「悪いほうの予感があたってしまったね...急ごうか」
* * *
>「行くぞ、ミリュー。
> スールを運ぶのを手伝ってくれ」
追いついた先ではスールを抱えたフレールが屋敷を去ろうとしていた。
>彼は他の五人には見向きもせずに廊下を進んでいった。
>ミリューの方は少し冒険者たちの方に視線をやったが......。>「待ってください、兄さん......!」
「こちらはいいから三人を頼むよ
...物語の通りなら、おそらく"青髭"が戻ってくるだろうからね」
* * *
「......覚悟はしていたけれど、酷いありさまだ」
花嫁たちは無残な死に様をそのままに部屋中に吊るされていた。
試しに手袋を外した指に血を乗せ床の魔法陣を擦ってみるが、これといった変化はない。
どうしたものかと視線を動かせば、溢れた血の川にスールが落としたであろう鍵束が沈んでいた。
「フィン済まないが何か拭うものを貸してもらえるかい?
......ありがとう」
引き上げた鍵束の血を拭い、さらに部屋の奥に足を踏み入れると歪な祭壇に祭られた壺が
黒い靄を吐き出し続けていた。
「悲願...ねぇ "希望は苦しみを長引かせる最悪の災い"と言うのは
あながち間違いではないのだろうねぇ」
願いに、希望にしがみつくことで強くなる者もいるが、
手放すことで強くなる時もあるのにねぇ。
「彼はまだ、間に合うといいのだけれど.........」
呟いて扉に鍵をかけ、屋敷の外に向かった仲間を急いで追いかけた。
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PLより:
戸締まりはまかせろー(バリバリー ってことで、カレン、ロセウス、エクセターは
オルドル三兄妹をお願いします。
壺と魔神の説明をフィンからしてもらって、中をざっと見たら扉と鍵を閉めて
みんなの後を追います。
【予備ダイス】
20:48:30 飛龍頭@ネス 2d6 予備ダイス1 Dice:2D6[6,2]=8
20:48:40 飛龍頭@ネス 2d6 予備ダイス2 Dice:2D6[5,1]=6
精神抵抗あるかもなので、予備ダイス振っておきます。