絆の数だけ家族は増えるものです。
わたしやネスさん、フィンさんの言葉を聞いたスールさんは、強く頷いて。
>「カレン」
わたしにはそれがとても頼もしく見えて、自分の事じゃないのになんだか嬉しくなってしまいました。
わたしでも、こうやって誰かの背中を押してあげることが出来るんだ、と。
それなのにどうしてわたしは自分の事が出来ないのでしょう?
少尉さんだって、偶に帝都に帰って来た時にお食事とかするくらいですし‥もうちょっとこう‥。
は!なぜここで少尉さんが!?
わたしは冒険者で、少尉さんは軍人さん。互いの立場だってありますし、何より少尉さんはこれから忙しくなるでしょう。
あれ、なんだかちょっと寂しいですね?
でも、いつかわたしも、スールさんみたいに強い決意を持ってあの方とお話ししたいです。
>「そうよね。
> 私......まだ知らないこともある。
> 知らない方がいいこともあるかもしれない。
> けれど、もう怖くないわ......今以上に恐ろしいものなんてそうはないはずだから。
> ――私はジルと話してくる」
「えぇ。今が一番最下限なのだとしたら、あとは上昇しかないんです」
いってらっしゃい、と呟いてしまったのはなぜでしょう?
言葉は聞こえて来ませんけど、何を言ってるのかは何となく察する事はできます。
きっと、「そんなあなたでも愛してる」とか「ジャンヌさんはただの戦友だけどわたしは奥さんなんだからねっ!」とかそんな所でしょう。
こちらに背を向けているので表情は伺えませんけど、きっと幸せそうな笑みを浮かべてるんです。
「‥ミリューさん。どうか、あなたの妹さんを‥信じてあげてください。
妹さんが愛した男性なんです、信じるに値すると思いませんか?
今回みたいに、どこか間違うことだってあるかもしれません。でも、間違ったら直してあげればいいんです。
それが、夫婦というものでしょう?」
若干遠い目でスールさんを見つめているミリューさんに、そう言葉を掛けます。
「それに‥ご結婚されたからって、妹さん‥家族が減ったわけじゃないんですよ?
妹さんの旦那様という、家族が増えたんですから。折角の絆‥縁とも言いますけど、大事にしましょう?」
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PL こるべっと
不要かもしれないけど一応ミリューさんにフォロー入れとくの巻。
追記
* こるべっと@カレンさんが入室しました。
21:47:39 こるべっと@カレン 1d6
剣の欠片 Dice:1D6[3]=3
* こるべっと@カレンさんが退出しました。