しおり・・?
>「あらら、そんなものがあったなんて知らなかったわ。
> ねえ......二ェストルさん。> よかったらその日記貰えないかしら?
> まずは内容を読まなければ、それ以上の愛を受け取れたかわからないもの。
> 今フィンくんと約束したし問題ないわよね......ジル?」
「さぁ どうぞ
これはどちらかにお返ししないといけないと思っていたからね」
青髭と恐れられた男が、子どものようちいさくなっている様に
笑いを押し殺して、奥方としてはっきりと立ち位置を定めたスールへ日記を返す。
>『物語は......綴られた。
> 役割を全うせしものには......証が送られることであろう』
「おや?もう時間かな...それではお暇させていただくよ」
この世界へきた時と同じような、声と浮遊感。
>どこかから勢いよくページが捲られる音がする。
>最後には本が閉じられる音。
>......ふわりと体が浮かぶ。
>「やあ、おかえり」
「うん ただいま」
はじまりと同じ部屋でエリックは少しだけ苦笑していた。
まぁ、物書きの彼としては思い当たるフシもあるのだろうね。
>「上手くいったかな?
> 君たちの思い描く物語は出来ているといいんだけど」
「うぅん...どうだろうねぇ
一応、ジャンヌからの依頼も果たしたし上々なんじゃあないかな?」
>「そう言えば、皆さんは栞は何色でした?
> わたしはピンクだったのですけど」
「...栞?」
カレンに問われ改めて思い返せば確かに、そんな物を持っていた。
「えぇと...ロセウス、どっちがどっちだったか憶えているかい?」
荷物から取り出した栞は青と桃色の二枚。
さて、どちらが私のものだったか。
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PLより:
まずはみなさま おつかれさまでしたー!
最初に知らない場所に出たときはどうしようかと思いましたが、何とかなってよかった!
暁の繭 として『おっさん☆ラブ・ミュージカル』が代名詞になるのかなぁと
一抹の不安を感じつつ、またみんなで冒険できる機会を楽しみにしております!
二ヶ月間 本当にありがとうございました。