ごたいめん
> 「ありがとう、いらしてくれますのね......!
> では、2番街まで参りましょう。
> どうぞ、ついていらして」
「はあい、ついていきます!」
ぴょこんと前にでて、はいっと右手をさしだす。
わたしは背がひくいから、あおぐようにしてヴィクトリアさんの顔を見る。
「ね、はぐれないように、手をつないで?」
* * * * *
「おじゃましまーす」
案内されたおおきなおやしきで、しようにんさんたちにむかえられた。ぺこりとあたまをさげ、あいさつをする。
きれいにととのえられていて、完成された絵画のようなふんいきのあるお庭にそってすすむ。
そうしてある一室へとたどりついた。
> 「部屋に入った時に、庭に倒れているのが見えましたの。
> ......この灰色の猫ですわ」
「......ふぉぉ」
ちょこんと椅子のうえでまるまる、はいいろをしたねこ。
腰をおとして四つんばいになると、そろりそろりと近づいて、けど近づきすぎないで止まる。
>「コンチェルティアの街自体に寄る辺なき動物がいることは珍しくありませんが......。
> 流石に家の庭で倒れているものを見過ごすのは偲びなく思いまして。
> ひとまず中に連れてきたものの、慣れぬことばかりで困っていましたの。
> もしよければ、お力をお貸しして頂ければ助かりますわ」
ねこをしげきしないようにしゃべり返さず、こくんとひとつうなずいた。
距離をたもったまま、体をちいさくまるめてねこを見て、たまにすこし視線をはずして、また見る。
> 「とりあえず、先にお菓子とお茶をどうぞ。
> ......カプリさんは可愛らしいから甘いものもお好きかと思ってましたけど。
> もし違うなら――どうぞ遠慮なく仰ってくださって構いませんわ。
> すぐに取替えさせていただきますから」
しばらくそうしてからゆっくりと動きだし、ねこからはなれる。
足をふみだしてうまれる振動がおおきくならないよう気をつけて歩き、ヴィクトリアさんに首をかしげる。
「ねえ、ねこはどうしてたおれてたの?」
おおきなけがはしていないし、ヒトにかじょうなけいかいをしている様子もない。
こまるほどのことがなにかあったのかなって、気になった。
それからおかしを一つつまむ。
「あまーいー」
もしゃもしゃして、つぶやいた。
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PL@一葉より:
自由&気を遣わない&言葉が足りないのすりーこんぼ。
とりあえず質問をしてみるのです。
見た感じ大きな問題はなさそうね? という感じ。
あと初めにねこを観察して何か気付くことがあればいいなって。
余談ですが私の家には猫がいます。にゃんにゃん。
■ダイス
23:45:52 一葉@カプリ 指定ダイス 2d6 Dice:2D6[1,2]=3
ひっく。