おえかきとしつもん
ヴィクトリアさんいわく、ねこは怪我や病気をしていたわけではないらしい。
それはよいことなので、うんうんとうなずく。
となると、もんだいは――
> 「まあ、とりあえず猫自体は無事でしたわ。
> ただ私たちが困っているのはここからですの。
> まずこの猫が一体どこの猫なのか調べないといけませんわ。
> もし誰かが飼っている猫でしたら、飼い主に返さねばなりませんし。
> そして野良猫であるのならば、
> ここまで手を差し伸べた以上無下にすることもできませんわ。
> かといって、いきなり育てるには道具が足りませんの。
> ――まあ付け焼刃に本を一冊持ってきてはみましたが」
「ふむふむ。なるほど。
じゃあまずはねこをさがしてる人たちに、ねこがいるよって教えてあげないといけないねえ。
ねこはごはんとお水とあったかい寝床とトイレがあれば、ほうっておいてもだいじょうぶ。
怪我や病気がなければだけどねー」
そう言いつつ、わたしはおもう。ヴィクトリアさんはやさしい。
わたしの感覚では、ねこはねこでじぶんの力で生きなくてはいけないと、きちんとにんしきしているはずだ。ぎゃくに言えば、そうでなければ動物は生きていけない。他のだれかに生きるすべを依存してしまうのは、つまりじぶんという個のじゆうを捨てるということに他ならない。だから、ねこは寝床があってごはんが出てくる、楽なかんきょうがあるなら利用すればいいぐらいにおもっているはずで、ヴィクトリアさんがめんどうを見なければいけないという責任はけっしてない。
ただ、それがじゅんすいな善意からきてているいじょう、むげに止めるつもりもまた、ない。
それが幸運にしろ不幸にしろ、どうするかをえらぶのは、ねこだ。
ただし――
ひと鳴きしたねこをよこめでちらと見て、それからそちらはほうってもうひとうお菓子をつまんだ。
もぐもぐとそれを食べながら、ヴィクトリアさんに話しかけた。
「そうしたら、しんでんとかけいびの人たちとか、そういうところに言ってみようよ。
ねえ、お絵かきしよう! ふたりでねこの絵をかいて、じょうずなほうを持っていくの!」
* * * * *
ヴィクトリアさんが席をはずしたら、しっかりとあしおとが遠ざかったのをかくにんして、てばやく動きだす。
まずはしっかりと部屋のとびらをしめる。かぎまではかけない。
それからタルトを手にとり、食べずに果実をとった。そうして果実をみっつほど持ってねこに近づき、すこしのきょりを保って足をとめ、ひざをついてその顔をのぞきこんだ。
――ただし、あくいがあるなら"きにいらないから"わたしはそれをじゃまをする。
なければそれでいいのだ。だから、ヴィクトリアさんにはできるだけひみつでしらべてみる。
「ねえ、なにがしたいの?」
果実をひとつほうって、そう聞いてみた。
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PL@一葉より:
あやしいーあやしいよー。この猫あやしいよー。
あやしいからストレートに聞いてみるよー。
キャラシートですが【G5カプリ:ソードダンサーver.】で確定します。
そして、早速色々と行動に移します。
方針としては、ヴィクトリアさんの善意は尊重しつつ、
害を加える可能性があったら積極的に排除する方向です。
とはいえまだ分からないので、警戒しつつ様子見していくのです。
だから、似顔絵を描いて神殿等持っていくというのもまた本気です。網を広く張るスタイル。
ちなみに、ナイフ出して脅してみるという腹案がありました(''*
自重しました。今回はゆるふわでいくのだ(既に怪しくなってきている気がするけど)。
カプリはこどもっぽいですがずっと旅をして一人で生きてきてる上に裏がアレなので、
生死感についてはかなーりドライです。やりたいように、自己責任。それが基本。
■行動宣言
・ヴィクトリアさんに、失せ猫の情報を神殿などに届け出ようと提案します。
・似顔絵を持って行って情報を補強しようと提案します。
・似顔絵を描くための道具を持ってきてほしいと依頼します。
・ヴィクトリアさんが席を外したら、猫に単刀直入に問いかけます。
これはよく動物に声掛けするような返事を期待せずにする話しかけではなく、
返答がある事を期待した話し掛けになります。
反応が無ければ妖精語、グラスランナー語でも話しかけてみます。
■ダイス
21:08:27 一葉@カプリ ききみみ 2d6+5 Dice:2D6[1,2]+5=8
21:08:37 一葉@カプリ よび 2d6 Dice:2D6[6,2]=8
ダイス目が死んでるぜえ。