おてつだい
カプリ(一葉_3) [2016/05/25 21:54:51]
> 「俺はヴィクトリアさんに恩返ししたいな、思とったんです。
> 今もそう思てます。
> ほんまはそこのカプリちゃんに助け舟出してもらおうとしとったけど。
> やっぱ俺の言葉でちゃんと伝えなあかんな。
> ――ヴィクトリアさん、俺に食わせてくれてほんまありがとうございました。
> 俺から、ヴィクトリアさんに恩返しできることないですやろか?」
ねこはきちんと気持ちを自分から話す事ができた。
ヴィクトリアさんは明るい顔をしていないけれど、その一歩に心の中で拍手を。
> 「そうですか、お話しくださりありがとうございます。
> 申し訳ございませんが、私はキャピレットの者として......。
> あなたの言葉全てを信じるわけには参りませんわ」
> 「だから、恩返しは結構ですのでお帰りいただいて構いません。
> ......そう言いたい気持ちはあるんですが。
> 実は、少し手伝って欲しいことがないわけではありませんの。
> ですが、先ほど申した通り私はあなた全てを信じることができませんわ。
> そこでですが......」
> 「もしよかったら、カプリさんにもお手伝い願えませんか?
> 仕事を果たして頂ければ、お礼の方ももちろんさせていただきますわ」
「えっとねぇ」
てろんとヴィバーチェを一つ鳴らす。
首をゆらゆらと左右に振って少し考えて、それからゆっくりと頷いた。
「いいよー。
人助けだからね、お礼は別にいいの」
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PL@一葉より:
短くてすみませんが、お受けするよという返答を。
受けるとは言ったが雑用を飽きずにするとは......言っていない!(テテーン