シィノの
シィノヴィア(紫乃) [2016/06/03 21:45:51]
>「そうか......シィノヴィア。
> 飾らないようでいて、それでいて女性らしさを忘れないいい響きだ。
> きっとセンスのあるご両親だったんだろう。
> 是非挨拶に行かせてもらいたいな」
1日のうちに名を褒められるのは、これで2回目。
良い名、なのだろうか。
親につけてもらったのかどうかさえ知れないモノだけれど。
紛れもなくシィノの一部なので、褒められるのは嬉しい。
ネージャ嬢からの頼みを伝えても、あまり乗り気ではなさそう。
しかし、リズム嬢の名前は効果があった。
なんだかんだ言いながらも、一目置いているのだろうか。
>「はあ......帰るか......」
「ありがとうございます」
>「ネージャの手伝いしてるって言うんなら......。
> シィノヴィアは当然オレたちのステージを見に来てくれるんだろ?
> そん時はオレだけ見てて欲しい、他の奴らなんてどうでもいい。
> オレもシィノヴィアのためだけに弾くぜ。
> そしてステージが終わったら二人で夜を過ごそう」
「後半はともかくとして、ステージはぜひ」
聞いているのかいないのか、スラップ殿は最後まで同じ調子で去って行った。
あと2人。
芸術が溢れるこの街で、「芸術の勉強」ができそうなところを探すのは大変。
リズム嬢は「新しい芸術」と言っていた。
どういうものだろう。
考えてばかりいても仕方がない。
動いて探すのがいちばん。
そういえば、隣の5番街にはシーン神殿があるはず。
ちょうどいいので立ち寄って行こう。
――――PL――――
ソリッド、プレイヤを探しつつ、シーン神殿に向かいます。