【B-2-6】白き娘は何処へ
少しふらふらながらもちょっとでも早く行きたいと語るグレイ。
>「よっぱらいはかっこうわるいぞー。すこしやすんでからいくといいの。
> わたしはヴィバーチェをなおさないと」
そんな彼に少し休むように声をかけてから。
カプリは調べ亭の隅で愛用のヴィバーチェを直し始める。
宴会の騒ぎで弦が切れてしまったが、少し調整すれば元の音が鳴ることだろう。
>「グレイ、そろそろだいじょうぶ? きちんとしゃべれる?
> そしたらね、カプリさんからきょうのおきゅうりょうです!」
楽器を直し終えたあと、カプリはグレイの傍で声をかけ。
2枚のチケットを差し出した。
「確かにカプリちゃんの言うとおりやったな。
少しやけど落ち着いてきたわ」
その間同じく隅っこで休んでいたグレイも元の調子を取り戻したようだ。
ゆっくりと立ち上がる彼にふらつきはない。
「んで、これが俺のお給料なんか?
チケットが二枚か......」
グレイは二枚のチケットをとりあえず受け取った。
だが、お酒のせいかあまり察しはまだ良くないらしい。
>「カプリのおしごとはここまで。もう見はらなくてもだいじょうぶ。
> さあ、さいごのにまい。客席をうめられるかはグレイしだいだぞ!」
カプリが悪戯な笑みを見せることで。
グレイはようやく気づいたようだ。
「二枚ってそういうことかいな。
こいつでヴィクトリアちゃんを誘えば。
......てか、カプリちゃんどこ行く気なん?」
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あんみつ@GMより
カプリルート進行です。
今回の達成値の使い方的にカプリたちが持っていっても達成値は下がりませんな。
チケットをどう扱うかにも因りますけども。
次のカプリの行動なんですが。
【分類:コンチェルティア】にある場所から......とかじゃなく。
もう好きにしちゃっていいんじゃないかな。
とりあえず次からカテゴリが変わります、たぶん。