さいごの
> 「な......なんとか生きとる......で......」
「あはは、ふらふらだねえ」
グレイを指さしてからからと笑う。
> 「カプリちゃんは......平気なん......?」
「だめではないよ?」
首をかしげる。
ふわっとするけど、べつにつらくはない。
おさけをのんだらいつもこうだ。
> 「一応......俺の方でも残ってたチケットは売れたで。
> 代わりに......酷い目におうたけどな。
> カプリちゃんも......結構売れたんと......ちゃう?」
> 「こりゃ、ヴィクトリアちゃんも喜んでくれるやろな。
> 早う報告行くで。
> へろへろ......やけどな。
> 男やししっかりせえへんと......喜ぶところすぐに見たいし、な」
「よっぱらいはかっこうわるいぞー。すこしやすんでからいくといいの。
わたしはヴィバーチェをなおさないと」
宿屋のすみをかしてもらったまま、よいしょとすわりこんでヴィバーチェを手にとる。
そっと表面をなでたあと、切れてしまった弦をはずして新しいものと取りかえる。
なんどか弾きながらテンションを調節し、いつもの音がでるようにして満足した。
「グレイ、そろそろだいじょうぶ? きちんとしゃべれる?
そしたらね、カプリさんからきょうのおきゅうりょうです!」
はい! とトゥルー・ソウルズのチケットを二枚取り出して手渡す。
これだけは売らないで取っておいたやつ。
「カプリのおしごとはここまで。もう見はらなくてもだいじょうぶ。
さあ、さいごのにまい。客席をうめられるかはグレイしだいだぞ!」
そうと言って、いーっと元気がでるようにえがおを見せた。
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PL@一葉より:
酔ってるような酔ってないような、でも少し酔ってるグララン。
さてさて、ここは第三の選択肢と行きましょう。
・実はチケット2枚売ってません! 達成値-2しようぜ(''
・グレイ君、チケット売りのお給料はこちらのチケット2枚現物支給です。
・ここでお仕事は完了です。
カプリさんはお仕事に飽きたのでまた別のところに遊びに行きます。
・ヴィクトリアさんへの報告はよろしく。
・あとは分かるな! 男だろ!
・あと実はもう1枚売らないでおきます。達成値-1しようぜw
これは自分用のお給料!
グレイ、ファイトだ。無理だと思うけど(ひどい)