【B-3-5】彼と彼女からの回答

 GM(あんみつ) [2016/05/28 19:58:27] 
 

>「申し訳ありません、会話が聞こえてしまったのですが、お二人は白い小鳥を見たのでしょうか?
> このアポロ君が実はスノーホワイトと言う真っ白な小鳥を探していまして。
> 良ければお話しを聞かせていただけませんか?」

美術館の前で話をしていた二人。
そこにヴェンデルベルトが入っていくことにしたようだ。
ちゃんとアポロの方を軽く叩いて向かうように合図してから。

「僕らの話ですか?」

まず反応してくれたのは青髪の彼だ。
素直で生真面目なタイプであるらしい。
もう一人の赤髪の女性は、少しだるそうだ。

「鳥についてですよね。
 はい、確かに僕たちはここで生きた鳥を見ました。
 あの鳥のオブジェクトみたいに真っ白な色のものを」

最初のヴェンデルベルトの問いかけには素直に答えてくれた。
彼らは、この6番街で白い鳥を見たらしい。

「ただ、その鳥はだいぶ前に飛んでいってしまっていて。
 正確に言うと僕らの仲間であるヴォイスについていってしまったらしくて。
 たまたまヴォイスが鳥の餌にもなる豆を持っていたから......。
 ついて行ってしまったのかもしれません」

青髪の彼曰く、ヴォイスという知り合いにその鳥はついて行ってしまったようだ。
偶然にも鳥の餌ともなりうる豆の類を持っていたからかもしれないとか。
シュガーは確かそろそろご飯の時間であったはずである。
ついお腹がすいて食べてしまったのかもしれない。

「あの鳥......スノウホワイトでしょう?」

青年が説明している中で、急に入ってきたのは。
気だるげな赤髪の女性の声だった。
少し低めの大人びた艶やかな声である。

「基本的に性格は臆病。
 ただ白いものに惹かれやすい性質がある。
 ヴォイスは白い大きなフードの付いたマントを羽織っているの。
 餌のこともあるし、親とでも勘違いしてるんじゃない?
 所詮鳥なんて......頭よくないだろうし」

先ほどイリアと話した時にも聞いた白いものに惹かれるという特徴。
それが今回ヴォイスについて行った現象の理由なのかもしれない。
ついでに彼の特徴を聞けたことで、少し探しやすくはなっただろうか。

「もう話は終わりでいいかしら?
 ヴォイスは南の方角に向かっていったはず。
 それ以上はわからないわ」

赤髪の女性はヴェンデルベルトに確認する。
これはまだ質問があるなら答えるという態度からではなく。
もう用がないならさっさと終わりにしたいという気持ちから来ていそうだ。

二人はどうやらここでさっき鳥を見たらしい。
それも白い色をした鳥を。


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あんみつ@GMより

ヴェンデルベルトルート進行です。

幾つかの情報を聞くことができました。
迷惑そうな態度こそとっておりますが、
追加で質問などあるようでしたらご自由にどうぞ。
少なくとも青年の方は答えてくれることでしょう。

またお次の行動などあるようでしたら、宣言しておいてください。