【B-3-6】再度五番目の街へ
>「アポロ君、そう言う事らしいので、私達も南へ向かう、と言うことでよろしいですか?」
ヴェンデルベルトはひとまずアポロの意志を確かめるつもりのようだ。
どうやら彼の意向に従うつもりらしい。
「え、おれが決めるの?
うーん、南の方にいったかもしんないんだろ?
だったらさ、おれたちもいこうぜ!」
急に話を振られて若干戸惑ったような様子こそ見せたものの。
単純に考えて南へ、つまり5番街の方角へ行きたい旨を告げる。
>「お話し、ありがとうございました。宜しければヴォイス、と言う方のことをもう少しうかがわせてください。
> 恰好は白いフードのついたマント、と言う事でしたが、他に何か特徴はありますでしょうか?
> 髪の色や背格好、瞳の色、持ち物など不都合が無ければ教えていただきたいのですが」
またヴォイスなる人物の特徴についてさらに問うてみると。
「あ、ヴォイスさんの特徴ですか?
うーん、まあ、その......そうですね」
若干言いにくいのか。
青髪の青年は少し歯切れの悪い対応で返したあと。
「背はそれなりに高めです。
髪の色は白ですが、おそらくフードをかぶっているので見えにくいかと。
瞳の色は......茶系統でしょうか。
持ち物についてはおそらく弦楽器の入るようなケースを持っているかと思います」
それなりにヴェンデルベルトの質問に答えてくれた。
弦楽器のケースを持っているとのことだから、演奏家なのだろうか。
* * *
そうしてヴェンデルベルトとアポロはぐるっと回って5番街へと戻ってきた。
さて、南の方角へと向かったというヴォイスとそれについていった鳥であるが。
果たしてすぐに見つかるだろうか。
「アイリ、帰ってきたのかな。
まだ見つけられてないし、怒ってるかな......」
アポロは自分たちの家――つまりアイリの家がある方向を見ながら、ぼそり呟いた。
アイリのことをつい考えてしまうからか。
先ほどまでに比べると若干気弱である。
「ヴェンもごめんな。
関係ないのに、こんなについてきてもらってさ」
ついでにここで出会ったヴェンに対して言葉をかける。
彼なりにヴェンのことを気遣っているのだろう。
「シュガー......ヴォイスって人のところにいるのかな。
ちゃんと見つかればいいんだけど」
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あんみつ@GMより
ヴェンデルベルトルート進行です。
さらに幾つかの情報を入手することができます。
その上でアポロと一緒に5番街まで移動することとなりました。
次回のイベントを決定する上で、2D6のダイスをお振りください。
他の部分についてはご自由にどうぞ!