翼を持つ者たち
見つけるのはどちらが早かっただろう。少なくとも、声をかけたのはアポロ君の方が早かった。
「あのさ......って、あああ!」
「どうしましたか、と。良かった。見つかりましたね」
先ほどの二人が行っていた風体の人物のそばに、小さく白い影を見つけた。
アポロ君のこの反応からして、これがシュガーなのだろう。
ほっとしながらそれに近づけば、人影に違和感を感じる事になった。
人ではない。リルドラケンやナイトメアでも、ましてやシャドウやヴァルキリーなどでもなかった。
「俺に......何か用があるのか......?
それとも用があるのはこいつか?
少しだけ困ってたんだ、なぜか知らないけどついてくるから。
白い格好で......俺にも翼があるからかもしれない」
その声は、知性的で、困惑が見えるがそれでも落ち着いている。
「翼を、お持ちなのですか。良いですね」
白いフードを被っているので、顔はあまり見えない。覗き込むのも失礼であろう。
人の形をしていて、翼のある種族など私はドレイクしかしらないが、けれど私の耳も尻尾も、髭ですら反応をしていないのだから、ヴォイスと呼ばれたこの人物は危険ではないのだろう。
私は私の第六感を信じている。
「はい、私達はその小鳥を探していたんです。有難うございます。
アポロ君アポロ君。見つかりましたよ、良かったですね。
とりあえず迷子のシュガーには鳥かごに入って貰いましょう?」
まずは、目的を果たそうか。翼が見たい、という私の好奇心を満たすのは、その次でいいはずだった。
鳥かごの許可有難うございます!
どこまで進めて良いか分からなかったのでとりあえずここまで!
この後は
・シュガーを鳥かごに入れる
・アポロ君にアイリちゃんの家まで1人で返しに行ってもらう
・↑の後をつけて無事に帰れるか見守る
みたいな行動をとろうかなと思っております!
しかしヴォイスさんの翼!見たい!触りたい!(ノシU*´ω`)ノシワキワキ