【B-4-4】おしょくじたいむ

 GM(あんみつ) [2016/05/25 22:58:55] 
 

>「昼は三番街のお店に行こうか。せっかくだからこっちの名物も食べてみたいし......あ、コーヒー出してくれるところがいいな」

「3番街のお店ですね。
 うーん、どんなところがいいかしら?」

アイリはあちらがいいかしら、そちらがいいかしら、と悩みだす。
知っている中でなるべくいい店を選ぶつもりなようだ。

   *   *   *

ティキは木像を中心に、一階の展示を見て回る。

竜の像をティキが見つけた時には......。

>「見てよアイリ、この竜なんかとても力強いし鱗の厚みの表現もすごい、尾の線もしなやかで......私もこれくらいの腕でニコを彫れたらな」

アイリにその像の感想を漏らしてみせる。

「あら、ティキさんは竜がお好きなんですね?
 でもそう言われるとなかなかお似合いな気もします」

アイリはティキが竜に跨っているところを想像したのだろうか。

>「いいね、ぜひまた来たい。もちろんアイリについててもらうよ。―そうだ、アイリこそ今私の住んでるルキスラに一度はおいで。竜に乗せてあげるから」

また、ティキがルキスラに来ることを誘えば。

「機会があるなら、是非とも行きたいと思います。
 きっとこの街よりもずっともっと大きな街なんでしょうね。
 竜に乗るのも気持ちよさそう......でもこういうのはアポロの方が好きそう」

是非とも行きたいと口にしてくれるだろう。
そしてなんだかんだアポロのことにも気が回るのだ。

   *   *   *

アイリと美術館で作品を見ながら、ティキは情報を集めることを忘れなかった。
その対象となったのは、先ほどチケットを受け取ったトゥルー・ソウルズについてだ。

どちらかというと年配の従業員は知らないようだったが。
比較的若い女性の従業員に聞けば少しだけその情報を得ることができた。

「はい、知っていますよ。
 以前私も見に行ったことがあります。
 あれは......フェイダン地方にいた頃ですかね。
 あまりこちらの地方ではまだ知られていないかと思います」

どうやら見に行ったことがあるらしい。
一応、他の地方の話ではあるが。

「不穏な噂なんて、よく聞きますよ。
 だって蛮族だけで構成されていますからね。
 パフォーマンスもどちらかというと激しいですし。
 ただ、目立った問題を実際に起こしたという話は聞きませんね」

そして、彼女は彼らが蛮族であることも知っているとのことだ。

「しばらくこの街を中心にザルツ地方に滞在するそうですね。
 一応彼らの身分については、キャピレット家の方が保証しているとか。
 どうやら話をつけたのもそこのお嬢様みたいですね」

一応彼らが滞在する間の責任はキャピレット家という一族が負うらしい。
基本的には演劇界のパトロンを務めていると言われる彼女たちであるが。
ちょっとした趣向の変化だろうか。

ちなみに楽器自体については伝統的なものが多かった。
他にも著名な楽団が使用したものが寄贈されているようだ。

   *   *   *

>「......はぁ、堪能したなあ!」

美術館を出た後、ティキは大きく背伸びをする。
その後ろ姿は実に満足そうなものであった。

「そうですね、わたしも少し......絵が描きたくなりました!」

アイリの目もまた同じくらいキラキラとしている。

>「案内ありがとうね。さあ、ご飯食べに行こうか」

ティキがそうやって声をかけると。
あいりはどこか恥ずかしそうに嬉しそうに笑う。

「よかったです。
 ......実はわたし結構お腹がすいてまして」

手を差し出せば、またきっと繋いでくれる。
そうすれば二人仲良く3番街へたどり着けるだろう。

   *   *   *

コンチェルティアの料理はどちらかというとフェンディルの味付けに近い。
ただ多少甘みが強めなこと。
そして少し盛り付けや色合いが華やかなことが特徴だろうか。

「ここ、結構いつもは並ばないといけなくて大変なんですよ。
 今日はついてますね。
 ふふ、ティキさんと一緒だからですかね?」

木の感じがどことなく暖かい店内。
窓から街並みの様子が伺えるテーブルに二人は座っていた。

アイリが頼んだのはサンドイッチだ。
パンの部分にはちょっとだけ焦げ目のデザインが入っている。
挟まれているのはチーズとハムと葉野菜のようだ。
アイリが小さな口で噛めばシャキっと音がする。
付いてきたスープは香草の薫りがいい感じだ。

一応代金は後でお父さんに払ってもらうとはアイリの弁であるが。
そこら辺はティキのさじ加減であろうか。

そういえば窓の向こうが少し騒がしいように見えたのは気のせいだろうか。
何らかの催しでも行われていたのかもしれない。


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あんみつ@GMより

ティキルート進行です。

美術館ではそこそこ情報を聞くことができますね。
どう思うかはおまかせです。

3番街のお店でご飯を食べることができます。
8ガメル以上支払うことで適当に料理を食べることができます。
アイリの分は後で親からティキに返すつもりのようですが、
一旦8ガメル追加で払っておいてください。

ほかの描写はお好きな感じで(*´∀`*)