【C-3-3】公演の前に
アイリを探すべきか。
それとも待つべきか。
その回答を求めるアポロに対してヴェンデルベルトが導き出したのは。
>「アイリ嬢はきっともうすぐ戻ってくるでしょう。アポロ君は待たせていただいたら如何ですか?」
アポロは待った方がいいというものであった。
下手にすれ違いになるよりは、待っていた方がちゃんと会える確率が高いかもしれない。
それにヴェンデルベルトは、アポロのことを労わり、休息が必要だと判断したのだ。
「そっか、待ってた方がいいんだな。
おれはヴェンの言うこと信じるよ」
アポロは素直にヴェンデルベルトの提案に従うようだ。
「そうね、シュガーを見つけるために歩き回っただろうし。
うちでお菓子食べながら待っているといいんじゃないかしら?」
イリアもアポロを家で待たせてあげることに異論はなさそうだ。
彼がちゃんとシュガーを見つけてきたことも大きいのだろう。
>「アイリ嬢が帰ってくるまでに、何と言うか考えていてはどうですか?」
「んー、なんて言えばいいんだろうな。
あんまりいいこと思いつかないけどさ。
やっぱり人に聞いた言葉じゃ駄目なんだよな。
――おれ、考えてみるよ」
アポロはひとまずアイリたちの家にお世話になるそうだ。
お菓子でも食べながら、アイリへ謝る言葉を考えるつもりなようだ。
ここからは彼自身の役目である。
ひとまず捜索という手伝いを終えたヴェンデルベルトは次に何をするか。
>「では、鳥が見つかった事ですし、私はこれで」
彼は残り全てをアポロに託し、この場を去ることに決めたようだ。
「え、ヴェン行っちゃうのか?
おれまだちゃんとお礼も言ってないのに。
......違うや、今言えばいいんだ」
アポロは少し寂しそうな顔をしたあと。
ヴェンデルベルトのすぐ傍まで駆け寄ってくる。
「ありがとな、ヴェン!
アイリの鳥見つけられたのはヴェンがいたおかげだぜ!」
そう言ってヴェンデルベルトの姿が見えなくなるまで手をぶんぶんと振るだろう。
* * *
ヴェンデルベルトがぶらぶらと歩いて行く先は訪れたばかりの4番街だ。
4番街には大小様々な劇場やホールがある。
今回トゥルー・ソウルズが演奏を行うのはその中の一つ。
やや小さめなホールである。
4番街にも花を売る店は多数ある。
劇場などの装飾用や、役者たちへの贈答用など花の用途は多くあるのだ。
それらの一つに寄っていけば、花束を買うこともできるだろう。
他にも公演用のチケットはここで売られているようだ。
当初は多数の余りがあったそうであるが。
白いグラスランナーと灰色のミアキスがそれらを多数売りさばいてしまったらしい。
そこで一旦売り切れになったのだが、幾らかのチケットがキャンセルされたという。
その為現時点では幾らかの余剰がある。
ヴェンデルベルトが必要とするならば買っていくといいだろう。
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あんみつ@GMより
ヴェンデルベルトルート進行です。
ヴェンデルベルトはアポロと分かれて4番街へ移動します。
こちらにはアイリはいないようです。
公演自体はここのあるホールで行われるそうですね。
お花を買ったり、自分用のチケットを買ったりする場合は売り場へ寄ってください。
常識の範囲内であれば、細かなガメルの出費は必要ないとします。
めんどくさいので(・∋・)
また、ヴェンデルベルトは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の2つです。
・トゥルー・ソウルズの公演に行く
・トゥルー・ソウルズの公演に行かない
公演に向かう場合は時間を進ませますので、
それまでにやりたいことがもしございましたら行っておいてください。
他に関してはお好きにどうぞ。