役目の終わり

 ヴェンデルベルト(柑橘) [2016/06/18 00:33:40] 
 

アイリ嬢の家に着いたけれど、肝心の彼女はまだ帰って来ていないらしい。
とりあえずシュガーを返し、アポロ君の任務を終えるとする。

「ヴェンどうしよう。
 探しに行ったほうがいいかな?
 それとも、待ってれば帰ってくるかな」

「アイリ嬢はきっともうすぐ戻ってくるでしょう。アポロ君は待たせていただいたら如何ですか?」

アイリ嬢が帰ってくると言う保証は実はないのだが、アポロ君には休息が必要だろう。
街を駆けずり回ったのだ、どこにいるとも知れない小鳥を探して。

見つかるまでの間、不安もあったろう。身体だけではなく、心も疲れているはずだった。

「アイリ嬢が帰ってくるまでに、何と言うか考えていてはどうですか?」

その間に、私はどうしようか。待っているだけというのも面白みがない。
アイリ嬢とアポロ君の動向が気になるのは確かなのだが。

「では、鳥が見つかった事ですし、私はこれで」

アポロ君をここで待たせ、私はアイリ嬢を探しがてら、花屋を探すとしようか。



と言うわけでアポロ君はアイリちゃん家に置いて、花屋さん探しに行こうかなって!
楽団の公演ある地区へいきましょー!すれ違いになっても構わない!!