両手に花?
あなたも来るかと問うてみたらば。
>「あら、私甘いものには目がないのよ。
誘ってくれるなら是非ついていくわ。
今更嘘でした、なんて言わないわよね?」
グローリアは随分フランクな性格らしい。それはもう乗り気である。
>「でも、甘いものを食べに行くにはどんな格好がいいかしら。
こんな格好?」
グローリアは自らの体を光に包むと、羽根のない人間の格好で現れた。そしてこれがいいか、これがいいかと次々に姿を変えて見せる。結構な高等術だと思うのだが、実にあっさりやってのけるものだ。
「どんな格好がいいと思う?」
「うーん......最初のが一番素敵かな。そのままでいいと思う」
私は彼女が最初に変身した、彼女の元々の姿に近い恰好を推した。
......とはいえこれはまた、ナンパの心配をすべきかも。
* * *
>「もう、遅いですよ?
まあ、甘いもので許してあげますけど」
良かった、機嫌を損ねているわけではなさそうだ。
「ごめんね、アイリ。何かお目当てのものはある?それを食べに行こう」
出発を促すと、アイリは私の後ろをのぞき込み、こんなことを聞く。
>「あれ、後ろにいるのはどなたですか?」
ああ、と振り向いて、アイリにグローリアを紹介した。
「この方は、グローリアさん。普段はこの街を守る仕事をしてらっしゃるんだって」
妖精であるという事は伏せておいた方がいいと思ったし、こんなものでいいだろうか。神殿仕えや衛兵なんかと勘違いしてくれれば御の字。嘘はついてないし。
続いてアイリをグローリアの方に紹介。
「この子はアイリ。今私とデート中なんだ」
そしてまたアイリに向き直り。
「約束の甘い物、この方も一緒にいいかな?彼女も甘い物が大好きなんだって」
PL
グローリアの格好は、最初の羽だけない姿のものにしてもらいます。
そしてGMにお願い。
甘味屋目指して街を歩く道中、どーしても買いたいものがあります。
ルートに服飾店あったりしないでしょうか?あると回答頂けたら、次回進行で勝手に寄ってお買物しようかと思います。