【E-1-1】これまで、これから
蛮族が完全に受け入れられること。
それは夢のまた夢の更に夢のような話である。
ある程度は許されても、身も心も溶け合うのは奇跡のようなこと。
それでもネージャは、彼らは諦めるつもりはないという。
>「信頼を得るには時間がかかるものです。
> 大丈夫。"情"が、人族社会の甘さであり、強さだから。
> 内に同じ心をかかえているのなら、きっと、共鳴する。
> だから、奏で続けてください」>「ささやかですが、祝いです。
> 今夜はお誘いいただき、ありがとうございました」
そんなネージャにシィノヴィアが送ったのはエールの言葉と。
色とりどりの花の詰まった賑やかな籠。
「ありがとうございます。
きっと彼らも喜ぶでしょう」
言葉と籠に込められた思いは。
ちゃんとネージャに、そしてトゥルー・ソウルズの面々に伝わるはずだ。
* * *
ホールを後にして、シィノヴィアが七色の調べ亭に戻ると。
そこにはエリックが待っていた。
「やあ、君も出かけてたんだね。
何かいいものでも見つけたかい?」
彼はシィノヴィアを見つけると手を振って、自らの位置を示す。
「僕も早速いい話し相手と出会えてね。
なかなか幸先がいい予感がするよ。
君のおかげでこの街まで無事に来れたからさ、ありがとう」
エリックの滞在期間はもう少しある。
だから自ずとシィノヴィアもあと少しこの街で時間を過ごすことになるだろう。
果たしてこの街で過ごす数日間は、シィノヴィアにとってどんな色になるのだろうか。
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あんみつ@GMより
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