【A-2-4】救うべきは誰か
>「取り敢えズ、城行くカー。近づかネート、干渉シヨーがネー。」
二体の魔神に止めを刺したあとリリは城へ近づく提案をする。
このまま手を拱いていたら手遅れになるかもしれない。
「城にはあまりいい思い出がなくてな。
正直なところ、近づきたくはないんだが」
ケンも軽く身嗜みを整えてから答える。
なんだかんだ言いつつも、彼も城へと向かうつもりのようだ。
>「ソレと人形側の方ナ。権力あっテ頭良くテ損得勘定出来る奴、心当たりネー?
> 別にチョロいのデもイーけドヨー。」
向かうついでにリリは話のわかる人形族がいるかどうかケンに確かめてみる。
そんな言葉を聞いた、ケンは渋い顔をして。
「奴らにはそんなのはいないさ。
皆俺たち人間をしたにしか考えてない屑みたいなやつらばかりだ。
まあそん中でも権力があるいけ好かない奴らは城にいるだろうな、いい気味だ」
機嫌悪げに吐き捨てた。
ケン個人の感情が混ざっていることは大いにあり得るとはいえ。
人形族との交渉はとても簡単に行くような話ではないかもしれない。
>「後、オ仲間が牢獄にイルんだヨナー?
> 牢獄の場所も城でイーカー?」
最後に牢獄の場所を確認すると。
「ちょうど城の地下にあるな。
そこは地下街とは直接繋がってなくて助けに行けなかったんだ」
という回答が返ってくることだろう。
* * *
城と言ってもそのサイズは人間たちのそれに比べると小さなものだ。
確かに他の建物と比べると大きいが。
アリサからすればいわゆる家と同じくらいの大きさだろうか。
「あれは......」
その城の前で。
魔神と人形たちが戦っていた。
戦士の姿をした人形たちの多くは既に倒れ。
まだ立っているのは魔道士の姿の人形が二体と鎧を纏った人形が一体だけだ。
その後ろには高貴なドレスを身に纏ったエレガンスな女性の人形がひとつ。
ボディ自体はどことなくアリサに似ている、つまりリリに似ているように見えるかもしれない。
「あいつは王国の女王。
屑の元締めみたいな奴だ。
魔神にやられたって困らねえ、むしろ都合がいいだろうさ」
そう言いながらケンは何かを探している。
「あれだな......あそこが地下に通じている。
つまりその先は俺の仲間が囚えられた牢獄だ。
早く助けに行ってやろう」
ケンが探したもの。
それは地下――牢獄へと続く場所だ。
やられそうな人形たちは無視して、仲間のことを優先したいらしい。
そうこうしているうちに最後の鎧の人形が吹き飛ばされる。
背中から触手を生やした魔神によって打ち倒されたのだ。
残された人形族たちが応戦するが、その効果は薄い。
だが強力な戦士か魔道士であれば打ち倒せるだろうか。
「まさか助けるなんて言わないよな。
助けたところで何も返ってきやしないぞ。
あいつらがどうなろうと構わないが、これからの戦いに君の力は必要なんだ」
ケンはアリサに問いかける。
彼は人形族を見殺しにしても構わないが。
アリサはそうでないらしい。
そうこうしているうちに魔法陣は新しい小型の魔神を一体召喚する。
その魔神は城から遠くへ飛び去っていった。
何をするにしろ早く選ばねばならないだろう。
魔神で地上が埋め尽くされる前に。
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あんみつ@GMより
アリサとリリルート進行となります。
予備ダイスは魔物知識判定に使用しました。
自動失敗なので正体はわかりません。
謎の魔神に女王と魔道士人形二体が襲われています。
一方でケンは城付近で地下へ続く道を見つけました。
魔法陣自体は城上空にあります。
魔法陣について見識判定が可能です。目標値は16。
アリサとリリは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の3つです。
・人形たちを助ける
・地下を目指す
・全て無視して魔法陣に近づく
どの行動を選択する場合も念の為に2D6の予備ダイスを2つお振りください。
他にも何かあればご自由に行動ください。