【A-3-4】心の本質
>「デ。俺達、コノ後は黒いノをブッ飛ばすつもりナンだけド。
> 一応、オメーの半身ナンだよナ? 平気カー?」
「キミたちがボクやカレを消すことはできるかもしれない。
でも、キミたちでは剣を折ることまではできない。
剣がある限りボクとカレは何度でも生まれ。
何度でもそれぞれ心と心を繋げようとするのさ」
リリの質問についての回答はこうだ。
白の心と黒の心。
二人の少年についてはアリサたちでも消せるかもしれない。
だが、彼らを生み出す魔剣本体についてはアリサたちではまだ干渉できないようだ。
干渉できるとすれば、神の領域に至ったものだけなのだろうか。
>「ソモソモ、オメーらってドーして作っテ壊しテなんヨ?」
「そうだね、詳しい話は別の時に話すとして。
簡単に説明すると、こういうことになる。
ボクはキミたちを信じているけど。
――カレはキミたちを信じていないのさ」
もう一つに対しては曖昧な返事をもらえたことだろう。
* * *
白の少年と言葉を交わした後のことだ。
黒色の扉を目指す前に、リリはバーバラを探した。
その目的はというと。
>「バーバラー、自由の輝石はマダあんダヨナー?
> コイツら治すから譲ってくんネー?」
どうやら魔神にやられた人形族たちを元に戻してやりたいらしい。
「ええ、まだあるわよ。
人形族のみんなを直してあげるのね。
わかった......わたしたちも手伝うわ!」
バーバラたちの協力もあり、壊れた人形族たちを直すことができた。
そんな彼らからお礼として望めば、来る戦いのため精神力を提供してもらえるだろう。
>「ンジャー、ケン、クイーン、バーバラと皆。俺達は行くゼ。
> モー、オメーらの心は諦めネーシ、怯えネーシ、信じるコトも忘れちゃイネー。
> コレなら黒いノにモ楽勝ダ。勝って来るゼー。」
最後にリリはここで出会った人々に激励を贈ってから、扉を開く。
もうアリサが迷わなければ、この世界はきっと大丈夫だ。
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あんみつ@GMより
アリサとリリルートサブ進行です。
とりあえずちょろっと返信を。
メイン進行は後で行います。
MPに関しては吸えない理由が特にないので、吸えて構いません。