【B-1-3】工房の熱気

 GM(あんみつ) [2016/06/17 23:15:27] 
 

>「え、っと、、、ルキスラから来た......と思う」

どこから来たのかというスミスの問いに。
タタラは偽りなく素直に答えた。

「ルキスラだあ?
 聞いたことねえな、まあ俺も山の外についてはよく知らんが」

どうやらスミスはルキスラについて聞いたことがないらしい。
ルキスラの名が知られていないとは、ザルツから離れ辺鄙なところにでもいるのだろうか。
もしくは世界自体の次元の軸がずれているのか。

>「これじゃ、簡単にわかっちゃうのかな。でも、仮面を着けるのは怪しいし...」

ただそんなスミスはタタラがナイトメアであることを言い当てた。
意外と洞察力は高いのだろうか。

「いや、正直なところ当てずっぽうで言っただけだ。
 この辺はナイトメアしか見ねえからな。
 お前さんもそうじゃないかと思ったってこった」

スミスはナイトメアしかこの辺では見ないのだという。
であれば、工房にナイトメアしかいないのもおかしくはないか。

>「...うん、そうだね。中を見てみたい!
>工房ってなにを作ってるんだろ?」

そのナイトメアしかいないというヴォルケーノ工房についてタタラは興味を持ったらしい。
だから、彼女は中を見てみたいと告げた。

「そうかそうか。
 お前さんなら大歓迎だ、さあ入りな」

にかっとスミスが笑ってから。
彼は鉄製の扉を開ける。
その向こう側に広がっていたのは......。

   *   *   *

それなりに大きな工房である。
どこかから熱気を感じる。
あの燃え盛る炉の中の炎だろうか。
それに聞こえてくるのは鉄を打つ音。
あれは剣だろうか......。

「ここは鍛冶工房なんだ。
 誰かのために鉄を打っているわけじゃない。 
 自分のため、ただ打ちたいから打ち続ける野郎たちの集う場さ」

スミスは腕を組みながら語る。
室内には作業をする数人の姿がある。
女性の姿がないわけではないが、多くは男性だ。
そして皆、穢れの証たる角を持っている。

「お前さん、鉄を打つのは好きかい?
 だったらやってみるといい」

タタラがやりたいことのほとんどはここでできるだろう。
道具もある材料もある。
鍛冶場で好きな作業に取り組むことができるはずだ。
勿論誰かと話したり、他のことをやっても構わないが。


自分たち、革命を起こそうとしている勢力に引き込みたいようだ。


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あんみつ@GMより

タタラルート進行です。
ヴォルケーノ工房の中はこんな感じです。

タタラは次の行動を選択してください。
鍛冶場で鉄を打ったり、他にも色々出来るでしょう。
勿論誰かと話したり、作業以外のこともできます。

他にも何かあればお好きにどうぞ。