【B-2-2】追われる少女
タタラは鎧も着ずに山を駆け抜けていく。
上部からは蛮族たちが集団でなだれ込んでくる。
妖精たちの集落は暑い炎で包まれた場所だ。
幾つか地面に空いた穴から思いっきり炎が吹き上がっているようだ。
集落の付近は非常に暑く、熱い。
妖精たちにとっては楽園かもしれないが。
タタラにとってはなかなか厳しいだろう。
『たすけて!』
坂を下る蛮族たちの前を炎のような髪をした少女が走っている。
言葉は正確にはわからない。
だが、彼女の様子から助けを求めているのではないかと推測できる。
先頭を行く蛮族はコウモリのような羽根を持つ小さなものだ。
その数はちょうど2匹程である。
少女と蛮族は若干後者に速度の面で分があるらしく。
彼女は集落まであと一歩というところで追いつかれる。
『いや......いや......!
たすけて!』
二体の蛮族に囲まれた妖精は再度助けを求める。
だが、すぐそこに彼女を救ってくれる者はいない。
いるとすれば......タタラだけであろうか。
少女はタタラに気づき。
迷いの表情を浮かべた。
蛮族だけでなく、タタラもまた程度は低いとは言え、穢れを帯びているのだから。
タタラはどうしようか。
彼女を救えるだろうか。
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あんみつ@GMより
タタラルート進行となります。
タタラが向かうと少女が蛮族に追われておりました。
それぞれ魔物知識判定が可能です。
少女は妖精【エインセル】。目標値は10/15です。
蛮族は【グレムリン】が2体。目標値は9/12です。
戦闘についてはオート戦闘形式(ver3)で処理します。
位置は以下のようになっております。
グA・グB・エ 33m タタラ(仮)
位置については乱戦から10m~33mまでの範囲であれば、開始時の位置を変更できます。
戦闘の発生に対し、タタラは必ず以下の3つを行ってください。
・先制判定用ダイス(目標値11)
・6つの戦闘スタイルから1つの選択
・2D6の戦闘処理用ダイスを5~15個
カスタム行動で以下のようなものをご記述いただいても構いません。
・敵キャラクターを狙う順番
・状況毎の詳細な行動(選択したスタイルより優先します)
・PCの行動順
エインセルは《猛攻》を選択します。
カスタム行動として以下の3つを設定します。
・現在HPが最も低い相手に攻撃します。
・MPが切れるまで【ファイアボルト】を使い続けます。
・MPが切れた場合は火の粉の舞を使います。
戦闘ルールのチュートリアルにどうぞ!